青学卒の32歳女性アナ、「ポスト宮根」に内定 「クロキチ」「ちゃき」の愛称…関西で1、2の人気
既婚、共感型
TBS系「ゴゴスマ-GO GO! Smile!」(平日午後1時55分)のMC・石井亮次氏(49)もそう。全国区の人気者になったのは2015年に関東での放送も始まってから。
石井氏もそれまでの人気は制作局・CBCのある名古屋が中心だった。彼も元同局のアナ。本人が実力と人間的魅力を兼ね備え、相応しい放送枠が用意されたら、自然とスターになる。宮根氏、石井氏が好例だ。
黒木氏は2016年入社で社歴は10年。過去の抜擢は「そこまで言って委員会NP」のMCだけではない。日テレが「news every.」(平日午後3時50分)を流しているとき、読テレが関西ローカルで放送している大型情報番組「かんさい情報ネットten.」(平日午後3時50分)のサブキャスターに入社1年目から起用された。
異例のことだったため、当時の関西マスコミは「大抜擢」と色めき立った。大学卒業から間もない時期にニュースを扱うのは並大抵のことではない。もっとも、入社前から報道アナ志望であったためかソツなくこなした。やはり陰で勉強を積んでいたのだろう。
「かんさい情報ネット」のサブキャスターは好評を博す。視聴者の信頼も得たことから、2021年にはMCに昇格。2026年3月まで月曜と火曜のMCを担当していた。
関西の視聴者は黒木氏が笑いながら陰で努力を積んできたことを知っているから、支持するようだ。共感されるタイプのアナである。全国区の人気者がまた増えることを強く予感させる。
黒木氏は1993年、横浜市青葉区で生まれた。高校時代から演劇鑑賞を始め、青学大でも学問として演劇が学べる文学部比較芸術学科に入った。ゼミでは歌舞伎を専攻。憧れの歌舞伎俳優は15代目片岡仁左衛門(82)だという。
大学時代には演劇サークルにも入っていた。かなり熱心に活動した。プロの女優も視野にあったようだ。一方で同じ表現者であるアナになる夢もあり、テレビ朝日系のアナウンススクール・テレビ朝日アスクに通う。
同スクールは歴史が浅いものの、教育内容が評判高く、近年は各局に多数のアナを送り込んでいる。TBS「報道特集」(土曜午後5時30分)の山本恵里伽アナ(32)も同スクールで黒木氏と一緒に学んだ。
日テレ「news every.サタデー」(土曜午後5時)でキャスターを務めた梅澤廉アナ(33)も同スクールの同期。梅澤氏は後続番組のMCの適任者の1人と見られていた。一緒に夢を追い掛けたアナウンススクールの同期生は結束が並外れて強いことから、黒木氏の快挙を皆で喜ぶことだろう。
私生活では2022年に結婚した。相手は読テレの一般職の先輩社員。業務上の姓は「黒木」のまま変更しなかった。結婚の際の黒木氏は「周りの方々への感謝を忘れず、これまで以上に仕事に精進してまいります」と短くコメント。派手なことを嫌ったところに本人のキャラクター、会社員らしさが現れている。
帯の情報番組は心身ともに負担が大きい。周囲の理解がないと、長く続けるのが難しいとされる。その点、夫が事情を知る読テレの社員だと、心強いだろう。
[2/3ページ]


