アブラ便が漏れて衣裳が…熊切あさ美が明かす“崖っぷちダイエット半生” 「もし『マンジャロ』があったら手を出したかも…」40歳目前で体と心を変えた出会い
ムキムキの先生
転機は7年前、40歳を前にしての出会いだった。バラエティ番組の共演者から「確実に体形が変わるよ」と、筋肉トレーニングを勧められ、パーソナルトレーナーの北島達也さんを紹介された。ボディメイクの本場であるアメリカで学び、独自の筋トレ方法を解説した著書もある人物だ。
もともと運動は嫌いではない熊切だが、最初は断固反発したという。
「北島先生がムキムキだったんですよ(笑)。ボディービルダーみたいな身体になるのは嫌! 絶対やりたくない! って。そのうえ『ボディメイク』って言葉も意味がよくわからなかった。臨月の妊婦さんがお腹にイラストを描いたりするじゃないですか。あれのことだと思っていたの(笑)」
だが、「必要な箇所に筋肉をつけて、なりたい体形を作り上げる」という、ボディメイクの本来の意味を北島さんから説明されたことで興味がわいた。まず教わったのは、美しい筋肉を育てるための立ち方、姿勢の作り方だったという。
「肋骨とお腹(おへそ)を離すように意識すると、理想的な立ち方ができる。それだけでウエストの筋肉が育ち始めるんだよ、と教えてもらいました。とてもわかりやすくて心に響きましたね」
姿勢を整えてから、北島さんの指導のもと、マシンやダンベルを使う。しかも、トレーニングは週1回・1回40分というペース。食事制限はしないで、むしろしっかり食べる。ものの3か月ほどで、長年のつき合いのスタイリストが驚くほど身体は変わった。
16年ぶりの写真集
ジーンズのインチでいうと26から24へ、2サイズ下がった。しかし、思わぬパーツの変化に「きれいになった」との実感がわいた。
「最初はお腹周りばかりを気にしてたんですけど、気がついたら背中も変わっていた。僧帽筋の周りがスッキリして、主張しすぎないけどちゃんと筋肉がついていたんです。“年齢は背中に出る”って言いますよね。身体のシルエットが出る服を着た際に、ウエストはもちろん、背中に自信が持てるようになりました」
実は、それまで何度かフィットネスジムに入会したものの、会費を払い続けているのに行かなくなる……ということを繰り返していた。
「でもパーソナルトレーナーさんにお願いすると、マンツーマンですから、まず確実に時間を作らなくてはいけない。仕事から離れて自分と向き合う時間でもあって、ある意味、いい切り替えにもなりました」
その意識改革が、仕事にもつながった。筋トレを始めてほどなく、写真集のオファーが。「ボディメイクの成果を見せたくなってお受けしました」と、2020年6月に出版した16年ぶりの写真集『Bare Self 熊切あさ美写真集』(双葉社)は重版のヒットとなった。
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