「年収2000万なのに貯金ゼロ」高収入夫が絶句した妻のヌン活年50回…離婚に突き進む前に知るべき家計管理法【FPが助言】
離婚の動機の第1位が「性格の不一致」というのは、多くの人が知る通り。そして、実はお金の問題も離婚の動機のかなり上位に入っている。「令和7年 司法統計」によると、離婚調停を申し立てた動機として、妻側では「(相手が)生活費を渡さない」が2位、夫側では「(相手が)浪費する」が4位にランクインしているのだ。今回、ファイナンシャルプランナー(以下FP)の八木陽子さんのもとに寄せられた悩みは、その予兆ともいえるトラブルだ。年収2000万円超にもかかわらず、妻の浪費によって貯金ができていなかった――、そんな夫婦の関係崩壊を防ぐための、資産防衛術とは。
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【case】億ション購入、年収2000万の夫が驚愕した毎月10万円の「ヌン活」費
「妻の金遣いが少し荒くても、高収入ゆえと思って目をつぶっていました。まさか、老後資金の用意はおろか、住宅ローンの繰り上げ返済すら1円もできていないなんて……」
会社経営者の拓斗さん(46歳・男性)は、今、頭を抱えている。コロナ禍前に億を超えるマンションを35年ローンで購入。年収は2000万円を超えており、手取りは月約100万円。高校生になった娘の教育費や習い事にも惜しみなくお金をかけられる。大学時代の同窓生の中でも、自分は収入が高い方だと自負していた。
2026年になり、金利上昇が気になった拓斗さんは「住宅ローンを少しでも繰り上げ返済できないものか」と口座を確認して愕然とする。住宅購入から5年以上経っているのに、まったく貯金が増えていなかったのだ。
実は拓斗さんは、仕事が忙しいこともあり、家計は専業主婦の妻に一任していた。「今思えば、これが間違いでした」と拓斗さんは振り返る。
食材は日常的に高級スーパーで購入、化粧品はデパコス(百貨店で購入するブランド化粧品)で揃え、ヘアサロンやネイルサロン通い……。そこまでは、高収入世帯にありがちな「少し贅沢な支出傾向」といえる範囲だった。問題なのは妻が“ヌン活(アフタヌーンティー通い)”にかけていた費用だ。
「カード明細をもとに支出を洗い出すと、目立ったのが“ヌン活”による出費です。1人前8000~2万円する高級ホテルのアフタヌーンティーに週1回のペースで通っていました。豪華に盛り付けられたアフタヌーンティーのセットを撮ってはインスタにあげることにハマっていたみたいで……」
《#ヌン活好きな人と繋がりたい》《#ヌン活》《#アフタヌーンティー》……こんなハッシュタグをつけてあげたたくさんの投稿はどれも豪華で、妻のアカウントはそれなりに人気だったという。
豪華なヌン活後には、しゃれたイタリアンバルでワイン1~2杯とつまみで5000~1万円。月約10万円がヌン活関連に消えていた。手取りが月約100万円以上あるにもかかわらず、住宅ローンに約20万円、一人娘の塾代含めた教育費に25万円以上、保険に約10万円となると、生活費+お小遣いで使える金額は45万円になる。その中には、拓斗さんの趣味などに使うお小遣い10万円も含まれていた。
「僕のお小遣いをもう少し増やしたいなと考えていたところでした。なのに、まさかヌン活だけで10万をつぎ込んでいたなんて……使い過ぎだろうと指摘しても、経営者の妻同士、ママ友同士の付き合いのために必要な支出だとか、ヌン活アカウントのファンのためだとか言い張って理解できません。おおらかすぎる金銭感覚に、これからも一緒にやっていけるのか、自信がなくなってきました」
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