首位争い「橋上監督代行」の下で出場機会を失う「阿部チルドレン」3名…トレード候補に名が挙がる驚きの「元主力野手」とは

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早々にファーム降格

 一方、前監督の期待が大きかった選手の中には存在感が薄くなっている者も。そのひとりがリチャードである。岡本和真のメジャー移籍を見越して大砲候補を欲した阿部氏の希望もあり、昨シーズン途中に秋広優人、大江竜聖との交換トレードでソフトバンクから移籍すると、77試合出場で打率.211、11本塁打、39打点といずれも自己最高の成績をマーク。打線の中軸として期待された今年だったが、3月のソフトバンクとのオープン戦で死球を受けて左手小指骨折で戦線離脱。ファームで実戦復帰した5月も右足太ももの肉離れで再び戦列を離れた。コンディションを取り戻し、交流戦中に1軍復帰し、6月13日の西武戦(ベルーナ)で今季初打席となった2回に弾丸ライナーで左翼に叩き込む1号ソロを放ったが、3試合の出場機会で安打がこのアーチのみに終わると、10日も経たずに早々とファームに逆戻りした。

「阿部前監督だったら、リチャードには我慢強くチャンスを与えていたかもしれませんが、橋上監督代行は凡打の内容を重視する。8打席で5三振という結果に、作戦が立てにくい選手と映ってしまったのでしょう。長打は大きな魅力ですが、確実性を欠くリチャードは、評価が分かれる選手です。巨人は現在、一塁、三塁のレギュラーが固定できていませんが、それでもチャンスが少ないことが、彼のチーム内での立ち位置を表している」(スポーツ紙記者)

「不良債権」になる恐れが

 阿部監督が正捕手として大きな期待を寄せていた甲斐拓也も厳しい状況に追い込まれている。常勝軍団を築いたソフトバンクの正捕手を務めた甲斐が24年オフに巨人にFA移籍した際には、大きな反響を呼んだ。

「ジャイアンツは24年、大城卓三、岸田行倫、小林誠司の捕手3人体制がうまく稼働してリーグ優勝を飾りました。しかし、阿部監督の希望もあり、5年総額15億円の大型契約で甲斐を獲得した。阿部監督が現役時代につけていた背番号『10』を託すほどの厚遇ぶりでしたが、昨年はシーズン途中で先発マスクが減り、故障に苦しんだこともあって68試合出場に終わると、今年は開幕からファーム暮らしが続きました。6月21日に1軍昇格しましたが、ここまで出場4試合、うち途中出場3試合と評価されているとは言い難く、正捕手奪回への道は険しい。長期契約を結んでいるのでトレードで放出は現実的な選択肢ではなく、このままでは不良債権になる恐れがあります」(前出のスポーツ紙記者)

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