「“上や下”ではなく自分が“中心”にいる感覚」 全英連覇を狙う「小田凱人」、アスリートの新時代を切り拓く“車いすテニス世界王者”の聡明さ
6月の全仏オープン・車いす男子シングルスで、国枝慎吾に続く4連覇を達成した小田凱人選手に注目が集まっている。私は、大会後に開かれた、(公財)ヨネックススポーツ振興財団が制定する「2025年米山稔賞」の表彰式の会場で、ご本人にお会いする機会を得た。
参加者たちが眩しそうに見つめる視線の先で、小田は杖を助けに自らの足で歩き、表彰のステージに上がった。その様子に、多くの参加者が小さな驚きの声を上げた。おそらく、普段から車いすで生活していると思い込んでいた人たちには意外な光景だったのだろう。...

