「モテたい」「カッコいい車に乗りたい」 65歳・田原俊彦が今も全力で走り続ける、意外なほどシンプルな理由

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「トシちゃんサンタ団」

――トシちゃんは国内のIT企業や食品メーカー、プロサッカークラブなどさまざまな企業と組んでサンタになってもらい、ひとり親の子供たちにプレゼントを贈る社会貢献企画「トシちゃんサンタ団」を毎年行っていますが、ご自身の経験が大きいそうですね。

「僕が母子家庭で育ったから、ひとり親やその子供たちの大変さがよく分かるんです。それでコンサートで協力してくださる企業さんと一緒に何か社会貢献ができないかと考えて、始めた活動です。

 クリスマスという限られた期間だけれど、ノートパソコンやケーキ、おもちゃなどをプレゼントしたり、何か少しでも子供たちに夢を与えることができるといいなと思っていて、今年で4年目になるんだ。まだまだ小さな活動だけれど、毎年この輪を少しずつ大きくして、子供たちの笑顔を増やしていきたいと思っています」

――今年もロングランの全国ツアーが7月から始まります。サンタ団の親子はもちろんですが、若い世代や男性ファンも増えていて、各地で男性の野太い掛け声が目立つようになりました。

「面白い現象ですよ。男子もそうだし、ご夫婦でとかね。もちろん今までずっと応援してくれているファンのみんなも元気にツアーを楽しみにしてくれていますし、ありがたいことですよ」

――サブスクに歴代の曲が解禁されたのも大きいのでは。

「確かにYouTubeとかSNSをきっかけに会場に来てくれる若い子も増えているみたいだね。昭和歌謡好きの子とかもいるから、それもあるんだろうね。リアルタイムで知らない子が『マイケル・ジャクソンみたいな踊りをする』といって見に来るというのもあるみたいだよ」

――2時間踊りっぱなし、歌いっぱなしで65歳という年齢を全く感じさせないステージを毎回見せてくれますが、その体力の秘訣は。

「やっぱり、(小指を立てながら)これでしょ」

――65歳でも元気はあるんですか。

「あるに決まってるだろ! ハハハ(笑)。僕は、『モテたい』『カッコいい車に乗りたい』とか、そういうロマンの塊がモチベーションだから。そういう欲がなくなったら、元気もなくなっちゃうよ」

――いい思いをしたいから頑張れる、と。

「そう。つまんないことにエネルギー使うより、いい思いをしたいと思った方が頑張れるんじゃないかな。毎日がハッピーだったらつまんないでしょ。でも、ハッピーにさせたり、夢を実現したり、やりたいことを成功させるためには、諦めずに日々の積み重ねをすることなんだよ。そしてその日が来た時に最高にハッピーになる訳でしょ。例えば『来週の運動会で一等賞獲るぞ』『来月の遠足楽しみだな』っていう、原点は子供の頃と変わらず、そこにあるんじゃないかな」

――ライブもそうですね。その日がくるのが待ち遠しいって。

「そうでしょ。僕のファンも、日々本当に大変な生活を送りながら頑張っている人も多いんですよ。でも会えることをエネルギーにしてくれているから、僕も最高の時間を作りたいと思って頑張れるし、全国各地でみんなと一緒に楽しめると思うと、僕も遠足とか運動会の前の日みたいなワクワクが止まらない。だから、辛いとか苦しいよりも嬉しさの方が勝つんだよ。

 歌って踊ってみせることが僕の仕事なんだけど、こうして続けられているのは、そうした気持ちの部分があるんじゃないかな。僕が活動を続けていないと僕のファンを楽しませることができないからね。僕自身も楽しみたいし、お袋にもまだまだ楽しんでほしいから。お前、あんまりいい人みたいに書きすぎるなよ!」

――最後に、新しく手に入れた「カッコいい車」について教えてください。

「絶対、書くなよ! (車名)だよ」

――す、すごい……。

 ***

 第1回【「切り取りでもなんでもいい」31年前の“ビッグ発言”を65歳・田原俊彦が今、振り返る「間違いなく当時はビッグだった」】では、47年目に突入した芸能生活を振り勝っている。

田原俊彦(たはら・としひこ)
1961年、山梨県生まれ。1979年に「3年B組金八先生」(TBS系)の沢村正治役でデビュー。同ドラマで共演していた同じ事務所の近藤真彦、野村義男と3人でたのきんトリオとして人気に。1980年に「哀愁でいと」で歌手デビュー、スーパーアイドルとして活躍。俳優としてもフジテレビ系ドラマ「ラジオびんびん物語」や「教師びんびん物語」といった「びんびん物語シリーズ」の作品で主演を務める。2026年6月17日に通算82枚目のシングル「ナニコレ最高!!!」をリリースし、7月23日から全国ツアー「Dance with KING of IDOL 2026~パーティはこれからだ!~」をスタート。

福嶋 剛
ライター。1971年生まれ。TV局映像編集、ロケーションコーディネーター、音楽サイトの編集長、ニュースサイトの記者などを経験。ベテランアーティストや元アイドルのインタビューをはじめ、イベントの進行役などエンタメを中心に活動中。

デイリー新潮編集部

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