学習用AIで新たな「教育格差」が……「都内中高一貫校」のAI導入に「地方進学校」の保護者からあがる不安の声とは

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 スマートフォンと同様に、生成AIとの対話が日常の一部になりつつある今どきの子どもたち。高校生と大学生を対象に行われた最新の意識調査からは、勉強や友達関係の相談に対してAIを巧みに使いこなす学生たちの姿が見えてきた。だが、日常生活でAIに親しむ一方、教育現場では新たな「格差」が生まれつつある。

〈2026年6月28日に「新潮QUE」で配信した記事をもとに再構成しました〉

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 日常的にAIを使う高校生が増えている。「GMO NIKKO」が行った調査(2026年5月公表)によると、AIツールを「ほぼ毎日」または「週に数回」使う生徒の割合は。高校生女子ではすでに60.6%に達しており、高校生男子についても47.6%と、半数近い生徒が日常的に使っていると回答した。

 使い方を見ると、高校生女子の場合は友人関係や恋愛などの相談が多い一方で、高校生男子は課題やレポート作成、試験勉強のサポートなど、学習を効率化するためのツールとしての利用が目立った。勉強の相棒として、また、本音の受け皿としての役割を果たし始めたAI。子どもたちの日常的な利用は当たり前になりつつあるが、授業での使用については、学校により積極派と慎重派に分かれている。

 都内の私立中高一貫校に通う女子生徒(中学生)は、探求学習の相棒としてAIを使っている。

 環境や、与える肥料の違いによって農作物の生育にどのような差が生まれるかを調べる実験をしようと考えていた。当初考えていたのはトマトだったが、生成AIに相談すると、トマトはすでに植える時期が過ぎているのと、ビニールハウスがないと難しいという返答がきた。そこで、「家庭菜園」「これから植える」「生育実験」などのキーワードを再度入力。すると、AIはほうれん草や小松菜をおすすめしてきた。「学校でも、自宅の庭でもできるから割と比較しやすい作物」として紹介してきたという。

 女子生徒の母親は、

「学校も調べることにAIを使うのは禁止していないようです。娘は農業に興味があって、自分でこのテーマを選んだようですけど、私には農業の知識もないので、アドバイスもできません。学校の先生だって、農業に詳しい人なんてそんなにいないと思う。こんな風に壁打ちとしてAIを使うのはいいことだと思います」

 と話す。

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