「自分が家族の一員なら…」 “結婚に興味がなかった”「37歳女優」の心を動かしたお相手とは
人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。
そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。
今回登場していただくのは、3月14日に寄席での結婚祝賀会を開いた、上方落語家の林家染八さん(33)と俳優の中井由佳さん(37)だ。
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モテモテ
2021年11月22日、神戸新開地・喜楽館に染八さんが出演。出演者の一人、笑福亭風喬さんと共演経験がある由佳さんが来場し、同世代の染八さんを「めっちゃうまいこと喋らはる」と最初は芸にほれた。
以前から寄席に通っていたが、染八さんが気になり出し、出演日を選んで行くように。23年1月4日、知り合いの桂米紫さんが出る寄席を見に行って、誘われた打ち上げの席で米紫さんから「オモロイと思うてる子いる?」と聞かれ、3名挙げたが染八さんの名はなかった。「少し好きになり始めてたから、邪(よこしま)な気持ちはあかんと遠慮していた」と由佳さん。何度か聞かれ、「もしかしたら染八さんが好きかも」と白状したことを受け、米紫さんはすぐに染八さんに連絡した。
「染八、モテモテやん」
何かと尋ねると「気になる言うてる子がおるで」。時々SNSにコメントをくれる由佳さんのことだと分かり、2日後の自身の落語会に「よければお越しください」と連絡。来場した彼女を終演後、食事に誘う。彼の地元の大阪・天王寺を「あまり知らない」という彼女に「ほな今度、行きましょか」と次を約束した。
「ありがとうございます」
1月12日。最初の天王寺動物園で早くも染八さんが彼女の手を握る。10年ほど恋人不在で「テンションがおかしかった」という彼は帰り道、「お会いした時から気になってます。好きです」と告白。彼女は答えた。
「ありがとうございます」
OK? 保留? どちらか分からぬまま、2回のデートを挟んだ同月22日。梅田デートで「HEP FIVE」の赤い観覧車に乗り、ゴンドラ内の緊張感が高まる中、降りるタイミングで彼女が「私も好きです」。
その年のクリスマスは神戸でデート。12月24日といえば、彼は幼少時から叔母・桂あやめさんのユニット「姉様キングス」の夜会の受付をするなど、一般的な過ごし方とは無縁だった。だからサプライズでケーキを用意してくれた彼女に「めっちゃ幸せや」。三十路を過ぎた男の胸に染みわたった。
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