“国宝なのに屋根がトタン葺き”奈良時代創建「室生寺」のクラウドファンディングが話題…数多の「国宝」「重要文化財」を擁する名刹を悩ませる“保護・修復”という難題
博物館の収蔵庫のスペース不足に伴う資料破棄、戦後に建築されたモダニズム建築の保存など、文化財の保護にまつわる議論が様々な場面で話題になっている。しかし、国の財政難の影響で、国宝・重要文化財に指定された文化財であっても、補助金がすぐに届くわけではない。緊急度が決して高くない修復は、順番待ちになっているといわれる。
修理が決定してからも、所有者には大きな負担がのしかかる。文化財は、そもそも長い年月を経ているために定期的な修理が不可欠だ。しかし、国宝に指定されたといっても、国や自治体がそれにかかる費用を全額負担してくれるわけでもない。...

