日韓W杯で史上初のベスト16進出も…トルシエジャパンの主将「森岡隆三氏」が背負った「思い出したくもない」トラウマ 

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 2002年に開催された日韓W杯で、トルシエジャパンの主将を務めた森岡隆三氏。予選ではベルギーと引き分けた後にロシアを撃破。決勝トーナメント進出をかけて3戦目に臨むことになった。

 続く3戦目は、堅守速攻のカウンターサッカーを持ち味とするチュニジア代表と対戦。森岡氏もベンチに入り、チームの戦いを見守った。森岡氏に当時の心境を伺った。
【取材・文=白鳥純一】(全3回のうちの第2回)

安心して観ていられたチュニジア戦

「チームメイトが自信を持ってプレーしていることベンチにも伝わってきて、全く負ける気はしませんでした。前半はスコアレスドローで終えましたけど、僕らが試合の主導権を握っていたこともあり、『このままいけば間違いなく点を取れる』と安心してベンチから観ていました」

 すると後半早々の48分に森島寛晃選手が先制点を奪うと、75分に中田英寿選手が追加点を記録。2対0で勝利した日本代表は、史上初の決勝トーナメント進出を決めた。

「得点が決まった時は本当に興奮しましたが、試合を終えるとトーナメントに向けてさらにチームの絆が深まったような感覚がありましたね。そして自国開催の責任、グループステージ突破という成果に大きな安堵感がありました。」

 そして、初の決勝トーナメント進出を果たした日本代表は、タレントが揃うトルコ代表(6月18日・宮城)と対戦。ベスト8入りも期待されたが……。トルシエ監督は大幅に先発メンバーを入れ替え、この試合に挑んだ。

「メンバーを決めるのはあくまで監督なので、詳しいことはわかりませんが、トルシエ監督は毎試合前のミーティングで、先発メンバーを発表していて、この時も同様だったので、おそらくみんなもその時に起用される選手のことを知ったのではないかと思います。確かに『いつもと違うな』とは思いましたけど、『コンディションを見ての判断?何か狙いがあるのか』くらいに感じましたが、さほど違和感はありませんでしたし、チームとしてやるべきことに変わりはありませんでした。」

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