「人として信じられない」とまで言われて 新・和歌山のドン「世耕氏」は復党できるか
2024年4月に離党勧告
自民党の石井準一参院幹事長は復党願を出した元経産相で衆院議員の世耕弘成氏(和歌山2区)のスタンスについて、9日の記者会見で厳しく批判した。世耕氏は自民に復党できるのだろうか。
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世耕氏は、東京地検特捜部が捜査していた派閥の政治資金パーティーをめぐるいわゆる裏金問題で2024年4月に離党勧告の処分を受けて自民を離党した。その後、同年10月に5期務めた参院から鞍替えして衆院選に挑戦し、二階俊博元幹事長の3男・伸康氏を破って当選。2026年2月の衆院選も無所属で勝ち抜いた。世耕氏としては2度の衆院選で有権者の審判を受けてみそぎも済んだということで、5月末に自民の鈴木俊一幹事長に復党願を提出した。
一連の動きを苦々しく思っていたのが参院の石井幹事長だった。石井氏は高市早苗首相が総裁選に当選した昨年10月、参院幹事長に就任。今年4月には「参議院クラブ」を立ち上げた。参院の新しいドンと呼ばれる立場にある。
非常に自分勝手
石井氏は会見でざっとこう述べた。
・政治とカネをめぐる裁判がまだ続いている。世耕氏が参院議員時代に残していった大きな事案であり、これが解決し、方向性が決まってからでもいいのではないか。(復党願は)非常に自分勝手。
・和歌山県連がまずはどう判断するか。裁判で新たな事案が出てくるかも確認をしなければならない。党紀委員会にかけ、復党するというのは時期尚早。
・(復党願を出したのが国会で補正予算案の審議が近づいていたタイミングだったことについて)国民生活に必要な補正予算を審議する大事な時期に個人の思いを(優先させて)自民党本部に復党願を出すなんてことは政治家以前に人として信じられない。
・(世耕氏が2024年衆院選で自民の公認候補がいる小選挙区に立候補し、2025年の参院選では自民の公認候補ではなく公認を争って敗れた候補の支援に回って保守分裂選挙を招いたことについて)2回の反党行為を行った。本来なら党に戻る術はない。
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