勝地涼、黒谷友香、市川由衣…「5月31日」に芸能人が独立・移籍を一斉に発表するのはなぜか?
それぞれの“事情”
円満に退所・移籍できた例もあれば、そうはならなかったタレントもいる。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22年)、朝ドラ「虎に翼」(24年)などに出演した尾碕真花(おさき・いちか、25)は6月1日、自身のインスタで「オスカープロモーション」からの退所を発表した。ところが同日、オスカー側は公式サイトで《契約解除に合意していない》と表明し、尾碕に対して法的措置を検討していることを明かした。
他の大手事務所でも、ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のタレントのマネジメント業務を引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTから独立した元V6の岡田准一(45)、嵐の松本潤(42)と二宮和也(42)らは、その活動がすっかり軌道に乗っている。
明らかにひと昔前とはすっかり変わってしまった芸能界だが、その背景にはどんな事情があるのだろうか。
「芸能界自体が事務所中心から個人ブランド中心への移行期を迎えています。その大きな要因となったのが、旧ジャニーズの支配体制の崩壊。暗黙の了解でテレビ各局が退所組を起用しなかったり、ほかの事務所の男性グループを冷遇したりといった悪しき慣習がはびこっていましたが、それもなくなりました。また、SNSが発達したことで、たとえ事務所を独立・退所しても、多くのフォロワーがいればそのタレントの人気は保証されるため、局側が起用したくなるのも当たり前。タレント本人からファンへの情報発信も容易です」(放送担当記者)
さらにNetflixやAmazon Prime Videoなど、新たな動画配信システムの台頭も大きい。既存のテレビ局より制作費が潤沢であることに加え、
「今までは大手事務所とテレビ各局のパイプによるブッキングが当然のようにあったので、大手へ所属することが有利でしたが、配信系にはそんなしがらみもありません。今後、テレビ各局の制作費はさらに縮小されそうですから、ある程度の実績と人脈があれば、退所を考えるタレントも増えてくるかもしれません」(放送担当記者)




