巨人に「チャンス到来」の交流戦終盤 橋上代行の野球はオーソドックス…要所でずっと使い続けた方がいい“4人”は【柴田勲のコラム】

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ボール球が先行するマルティネス

 先週の巨人はオリックス、ロッテと続く交流戦6連戦を4勝2分け、「負けない巨人」だった。

 ロッテ戦こそ延長12回を戦い抜き、15年ぶりとなる2日連続引き分けとなったが、2位のヤクルトに0.5ゲーム差、首位の阪神には1.5ゲーム差と首位争いに加わってきた。

 それにしても7日、ロッテとの第3戦でライデル・マルティネスが9回二死から安田尚憲に同点弾を浴びるとは思ってもみなかった。

 今季のマルティネスはボール球が先行する傾向がある。真っすぐの威力が少し落ちている。何度か指摘してきた。この場面でモロに出た。2ボールからの真っすぐだった。スピードはあったもののど真ん中だった。

 仕方ない。責められない。こんなこともある。オリックス戦は3連投、この日も連投だった。ここで田中瑛斗を出すわけにはいかない。

 打った安田をホメるべきだ。あの場面で打てと言われても、そうそう打てるものではない。

西舘勇陽は制球力が良くなった

 投手陣が頑張って原動力となっている。

 井上温大が5日のロッテ戦で先発して5勝目を挙げた。9回に2ランを浴びて完封勝利こそ逃したが、自身初の完投勝利を飾った。

 注文がある。もっと球数を減らすことだ。技巧に走っているように見える。遊び球はいらない。0-2と追い込んだら3球勝負でいい。5月29日の日本ハム戦では5回を86球だった。

 5日だって点差が少なかったら替えられていた。戸郷翔征、赤星優志にしても球数が増えるタイプだ。でも完投しようと思ったら球数を減らす工夫をすることだ。

 西舘勇陽は制球力が良くなった。7日の第3戦では7回を111球投げて与四球は2だった。落ち着いてマウンドに立っていた。まだまだ余力があった。

 ベンチが最もイヤなのはムダな走者を出すことだ。特に四球、先頭打者だったら最悪だ。点が入るケースが多い。どこの監督も思っている。

 フォレスト・ウィットリーはその典型だ。スピードはあるし威力だって十分だ。だが変なところでムダな四球を乱発する。いくら5、6回をまとめてもベンチの信頼は得られない。ストライクとボール球がハッキリしている。課題もまたハッキリしている。

 則本昂大が7戦目でやっと初勝利を挙げた。真っすぐが速い。田中将大もよくやっているが、彼らは経験値があり、その持ち味を出している。

 でも則本、田中将に長いイニングは期待できない。打線の奮起が必要だ。

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