月9主演にまさかの「GACKT」が抜てきされた“意外な理由” 「第一線の役者から断られただけではなく…」
歌手のGACKT(52)がフジテレビの“月9”で主演を務める。意表を突くキャスティングが決まった背景には“フジ幹部の思惑”があるそうだ。
***
【写真を見る】まるでドラマのワンシーン 海外のポーカー大会で目撃された「GACKT」の姿
初連ドラ主演
GACKTはNHK大河「風林火山」(2007年)で上杉謙信役を務めるなど、かつてはたびたびテレビの連ドラに出演していた。しかし、ここ10年は、全くと言っていいほど出演歴がなかった。
民放キー局の編成部門関係者が語るには、
「“ガクトコイン”と呼ばれた仮想通貨『スピンドル』の大暴落騒動が18年にありましたからね。広告塔を務めて投資をあおっておきながら、GACKT本人は売り抜け、大儲けしたと批判されました。他にもスキャンダルが絶えず、コンプライアンス上のリスクを考えると、撮影期間の長い連ドラはオファーをかけづらかったようです」
ところが、7月20日から毎週月曜の夜9時、フジ系列で放送される「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」で主役を張ることが決定した。弁護士と一級建築士の二刀流で巨大権力と闘う異色のヒーローに扮するそうだが、GACKTは連ドラの主演自体が初めての経験である。
フジの“月9”といえば、かつては「東京ラブストーリー」(1991年)や「ロングバケーション」(96年)などで一世を風靡した、同局が最も力を入れる連ドラの放送枠だ。なぜ突如として、彼にお鉢が回ってきたのか。
「一つ目の理由は月9のブランド力が地に落ちてしまったことです」
と、フジ社員は言う。
「“中居問題”はドラマ制作にも悪影響を及ぼしました。スポンサーが離れたことで制作費が減少したり、新経営陣がガバナンス強化ばかりに力を入れたりした結果、フジの“モノづくりを尊ぶ文化”が軽んじられるようになったのです。そのため月9をはじめとする連ドラの出来が悪くなり、視聴率も概して下がっていきました」(同)
消去法的にオファー
実際、放送中の「サバ缶、宇宙へ行く」は第2話以降の世帯視聴率(関東地区)が3~4%で推移。月9史上で最低水準となっている。
「水産高校の教師と生徒が宇宙食を開発するというストーリーだけでなく、演出や筋運びも硬くて地味過ぎですよ」(前出のフジ社員)
放送前、CMの枠がなかなか埋まらず、フジ社内で心配する声が上がった時期もあったという。
「かねて月9のコマーシャルは、特定のスポンサーが買い上げる“タイムCM”となっています。フジの中では人気の高い枠で、CMを流したい企業が絶えなかったからです。もっとも、最近はその枠が完売するタイミングが遅くなっている。クライアントから見て月9は、昔のように魅力のある出稿先ではなくなっているのです」(同)
俳優にとっても月9は、今や優先度の高い仕事ではないそうだ。
「だからでしょうか。次回作は第一線の役者から断られた後、消去法的にGACKTにオファーを出したと聞きました」(同)
深い関係
異例の配役が決まった二つ目の理由は、ドラマ部門のトップ、第1スタジオ局長の若松央樹(ひろき)氏がGACKTと“深い関係”にあるからだという。
「若松氏はGACKT主演の映画『翔んで埼玉』シリーズのプロデューサー。フジが製作委員会の一角を占める同作品をヒットに導き、出世した人物です。しかし、現在の連ドラ不調の責任を取らされ、そろそろ異動になるといわれています。そこで若松氏は最後、お世話になったGACKTに恩返しをするため、彼の起用を決めたと見られているのです。キャスティングに関して最終的な決定権を持つのは局長ですから」(前出のフジ社員)
イチかバチかのキャスティングということか。



