「右でも左でもない」特攻隊、原爆、北方領土…重い歴史を“お笑い”で伝えるコンビ 観客が笑って涙する舞台の中身

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戦争を自分事として考えることが平和への第一歩

「想像してみてください。戦争のこと、友達、仲間、家族のこと。そうすると、もっと思いやりの気持ちが芽生えてきます。そのひとつひとつが平和への一歩につながるのではないかと信じている」

 舞台の終盤で語られるこのメッセージが、観客たちの胸に響く。

 この「希望の鐘」をきっかけに、千島連盟から「北方領土をテーマに漫才を作ってほしい」と依頼があった。また、北海道の防災組合からの依頼で制作した啓発のための津波語りべ漫才「あの坂へいそげ」も好評を博しており、反戦・平和から領土問題、防災までアップダウンの作品のテーマに広がりが出てきたという。

「道徳心を育むエンターテイメントを追求していますので、学校の現場でたくさん公演をしたい」

 二人の思いを後押しするように、舞台を見た子どもやその保護者たちが動き始める。先人たちの「命の記憶」は、笑いと涙という新しい形で引き継がれていく。

取材・文/小林ピースケ

デイリー新潮編集部

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