ウクライナ軍「無人部隊」がロシア軍を駆逐の衝撃…“民間用ドローン”と“無人地上車両”で戦果を挙げ続ける理由 日本企業出資の「迎撃ドローン」にも注目

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ロシアに非難された日本企業

 しかも今、ウクライナ軍が最前線に投入しているドローンや“ロボット兵器”は、ほぼ全てが国内で開発・製造されている。それも設立間もないスタートアップ企業が中核を担っているという。

 ちなみにウクライナ軍の無人化では、日本企業も協力を行っている。東京都渋谷区の「テラドローン」はウクライナの企業と迎撃用ドローン「テラA1(Terra A1)」を開発。このテラA1がロシア軍の無人攻撃機を多数迎撃しており、ロシア外務省は「ロシアの安全保障を損なう敵対的行為」とテラドローンを強く非難している。

「ウクライナ戦争では開戦当初、トルコのドローン『バイラクタル』が活躍し、“ウクライナの救世主”として注目が集まりました。しかしバイラクタルは『ドローン』と呼ばれていますが、全長は6・5メートル、翼幅は12メートルもあります。トルコの軍需産業を支える大手のバイカル社が製造しており、まさに“重厚長大”な兵器なのです。一方、ウクライナ軍のドローンは民生品が多く、攻撃には民生品改良型や3Dプリンターなどを駆使した小型ドローンを使っています。新しく開発したロボット兵器も基本は民生用の技術で作られています。中でも無人地上車両は小型で、ぱっと見は大型のラジコン戦車のようです。しかし“軽薄短小”だからこそ戦時下でも量産が可能です。おまけに適切な訓練を実施し技量を身につければ、安全な場所から任務を実行できますし、利便性や汎用性も高いという極めて優れた兵器なのです」(同・軍事ジャーナリスト)

世界一の無人軍隊

 軍事ジャーナリストは「世界で最も強い軍隊であると自認しているアメリカ軍でさえ、ドローンによる本格的な攻撃訓練を開始し、装備を整えはじめたばかりです」と言う。

 これほどドローンや“ロボット兵器”をフル活用し、省人化を推し進めた軍隊はウクライナ軍だけなのだ。つまりウクライナ軍が持つ『無人部隊』のノウハウは世界トップと言っても過言ではない。

 第2回【ロシア兵が“ロボット兵器”に降伏する姿も…AIが支えるウクライナ軍の逆襲 「ドローンの映像から司令部を割り出し、逃げ惑う兵士を確実に仕留める」】では、ウクライナ軍がAIに作戦を立案させ、“ロボット兵器”がロシア兵に精神的ダメージを与えている最前線の状況を詳しくレポートする──。

デイリー新潮編集部

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