「とにかく相撲が巧い」若隆景、大関昇進に求められる星数は…地方巡業の“過密日程”見直しは「ぜひそうしてほしい」【音羽山親方の夏場所総括】
若隆景関の大関昇進、次が13勝程度なら?
――本割では両者は11日目に対戦して寄り切りで霧島関が勝っていて、これまでの対戦成績もリードしているため、「霧島有利」との声もありましたが……。
音羽山:若隆景は4年前に優勝していますが、その後、ヒザの負傷で幕下まで番付を下げました。そして、先場所はヒジを痛めて途中休場して、春巡業も休場。でも、「必ず優勝してやる!」という思いが強かったんでしょうね。
――来場所以降、若隆景関の大関昇進も期待されるところですね。
音羽山:十分ありえるでしょうね。夏場所で優勝したことで、次の名古屋場所も13勝くらいの成績を上げれば、可能性は高いと思います。振り返ってみれば、若隆景は今の大関(琴櫻、安青錦)よりも先に、「大関候補」と言われていた力士だったわけですし、相撲がとにかく巧い。ケガが原因でくすぶっていたものが、一気に花開くということも考えられます。
幕下に出てきた「華のある力士」
――敢闘賞を受賞した義ノ富士関、伯乃富士関の伊勢ヶ濱部屋勢も11勝という好成績を上げました!
音羽山:義ノ富士は来場所の新三役が確定的ですし、体のバランスもいい。次の大関候補と言っていいでしょうね。
そして、幕下付け出しから一気に幕内に昇進して注目された伯乃富士(当時、伯桜鵬)は、巧い相撲を取るのですが、ケガが多いのが気になります。春場所後にヒザの手術をしたそうですが、内視鏡手術だったので、比較的早く土俵に復帰できた。この11勝は本人にとって、自信になるでしょうね。
――さて、幕内の土俵も混戦でしたが、幕下では7人での優勝決定戦になって、盛り上がりました。幕内・藤ノ川関の弟、碇潟さんがトーナメント戦を制しましたね。
音羽山:碇潟はトーナメント戦に慣れていますね。年上の力士相手に、迷い一つなく堂々と相撲を取っていました。来場所は幕下の一桁台に番付を上げてくるでしょうが、関取になる日は近いでしょう。お兄さんと一緒に幕内の土俵で活躍する姿を見たいですね。
あとは、幕下付け出しで入門した大森(追手風部屋)は、力士らしくないスリムな体型(185センチ、120キロ)で、早くもスー女に人気らしいですね(笑)。「華のある力士が出てきたなぁ」という感じです。
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