「今村聖奈」オークス制覇で大喜びの「ホリプロ」 快挙の恩恵にあずかった「大物先輩芸能人」とは
注目されたデビュー年
今村騎手がデビューしたのは2022年、18歳の時だった。
「テイエムスパーダに騎乗してCBC賞で逃げ切り、史上10人目となる新人での重賞制覇を成し遂げました。この年はJRAで51勝、地方競馬で4勝を挙げ、JRA最多勝利新人騎手賞(新人賞)を獲得。女優のような顔立ちも注目され、早速、ホリプロがマネジメント契約を結びました。彼女が尊敬する日本人女性騎手として初めてJRA重賞制覇を達成した藤田菜七子元騎手(28)もホリプロの所属ですから、それを見習ったのかもしれません」
順風満帆のスタートだったが、翌年、悪夢に見舞われる。
「5月に騎手控え室では絶対禁止のスマホの使用が発覚し、30日間の騎乗停止処分を受けます。この影響で騎乗依頼は激減、勝ち星も25勝と前年の半分に。翌24年6月には調教中に落馬して右肩を脱臼、結局、手術を受けることになります。この年はたったの6勝に終わりました」
まるでデビュー年がビギナーズラックだったかのように成績は落ちた。
「ところが、25年は一流ジョッキーの参戦がなく勝ち星が拾いやすいローカルレースに的を絞ったことで、女性騎手として史上3人目のJRA通算100勝を達成。年間22勝にまで戻してきました。そして今回、クラシック初騎乗で快挙を成し遂げたのです」
どん底から栄光を勝ち取ったのだ。レース後、「やっとジョッキーになれた」と言った今村騎手はもちろん、関係者やJRAだって大喜びだ。
奇縁
「私たちの業界で言えば、喜んだのは彼女が所属するホリプロでしょうね。この日、オークスを中継した『みんなのKEIBA』(フジテレビ)にゲスト出演したのが、ホリプロの女王・和田アキ子さん(76)でした。馬主資格も持つ競馬ファンですが、競馬番組への出演は30年ぶりだったそうです。当然ながら後輩が出場するレースの馬券も“頑張れ馬券”として購入し、見事的中。『ホリプロすごい!』と大喜びでした」
ホリプロがすごいのか?
「まあ、40年続いた『アッコにおまかせ!』(TBS)が3月に終了し、ホリプロも肩を落としていましたからね。今後は今村騎手がホリプロの救世主となるかもしれません」
ちなみに、今村騎手が騎乗した“ピエちゃん”ことジュウリョクピエロの馬名の由来は、伊坂幸太郎氏の小説「重力ピエロ」(新潮社)だ。ピエちゃんの勝利は小説にも波及し、2万部の増刷が決定した。奇縁なことに、「重力ピエロ」の単行本が発売された2003年に今村騎手は生まれている。
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