『テレ朝』『ぴあ』大手2社が「エンタメ施設」に力を入れるワケ 「冬の時代を生き残るために…」
この春、都内に誕生したばかりの二つの大型エンターテインメント施設が話題を呼んでいる。
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【写真を見る】地上9階、地下1階の超大型施設! テレ朝が手がける「東京ドリームパーク」
開業1カ月の来場者数は30万人超
3月27日に東京・江東区有明にオープンしたのは「東京ドリームパーク」。地上9階、地下1階という複合型エンタメ施設だ。延べ床面積は4万6500平方メートルと広大で、着席で約3700人、スタンディングでは約5300人を収容する多目的ホール「SGCホール有明」をはじめ、座席数1500の劇場「EXシアター有明」、さらには各種イベントスペースやレストラン、屋上広場などが併設されている。
全国紙文化部記者が言う。
「手がけたのはテレビ朝日です。SGCホール有明のこけら落としはB'zのライブで、その後も山下達郎やケツメイシといったアーティストが登場しています。他方、EXシアター有明では、アイドルグループ・なにわ男子の大橋和也とtimeleszの寺西拓人がダブル主演を務める舞台『AmberS-アンバース-』が上演されました」
今後はキー局の持ち味を生かし、人気番組の出演者が登場するトークショーや、人気アニメのキャラクターによるイベントも予定されている。
「屋上広場では100体以上のドラえもんフィギュアを楽しめますし、夏にはパリで生まれた没入型デジタルアート体験施設がオープンの予定。開業1カ月の来場者数は想定の20万人を大きく上回る30万人超で、年間目標の200万人の達成はほぼ確実です」
新たな収入
テレ朝がデベロッパー? その理由は、経営健全化が喫緊の課題だからという。
事情を知るテレ朝幹部が解説する。
「地方局を含めたテレビ局は、YouTubeやNetflixといった動画配信サービスの普及と、若者のテレビ離れの影響でジリ貧状態に陥っています。CM収入の先行きも不透明なので、番組制作や放送にとどまらず、お客さんとリアルに接するイベントを行うプラットフォームを整備することで新たな収入を確保していく狙い」
音楽番組やイベント事業を通じて培ったノウハウが強みだそうで、
「それらを総動員して、ここでしか体験できないコンテンツを創出し、さらに拡大していく。これこそが“冬の時代”を迎えたテレビ界で生き残る方策だと考えているんです」
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