『テレ朝』『ぴあ』大手2社が「エンタメ施設」に力を入れるワケ 「冬の時代を生き残るために…」

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エンタメ業界とのパイプ

 民放トップの視聴率を誇るテレ朝が、放送事業だけに頼らない“脱テレビ”の動きを加速させる一方、今月1日にはチケット販売大手のぴあが、JR東京駅前に劇場「ぴあシアター」をプレオープンさせた。

 先の文化部記者が言う。

「東京建物が開発を担った複合施設『TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)』内の、収容800人ほどの中劇場ですね」

 1970年代にエンタメ雑誌「ぴあ」を創刊した同社は、その後、チケット販売で大きく成長を果たした。ところが近年は、ネットでのチケット販売の拡大やエンタメ業界を直撃したコロナ禍の影響で経営が悪化していた。

「そこで打ち出したのが、チケット販売で培ったエンタメ業界との太いパイプを生かしたイベントの企画と運営だったのです」

 そのぴあは、6年前に横浜・みなとみらいにオープンした「ぴあアリーナMM」を成功させている。

「1万人規模の音楽ライブを中心に成功を重ねたことが、今回の演劇やミュージカルを扱う劇場運営という構想につながったとか。従来の事業とは一線を画し、自らエンタメのコンテンツを創出することで生き残りを図る狙いだとも」

 エンタメ業界に新風を吹き込む2社の挑戦。その前途はいかに……。

週刊新潮 2026年5月21日号掲載

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