58歳・松本典子が30年ぶりにステージに立った理由 ヤクルト・笘篠賢治氏との電撃結婚、3人の息子、そして保育園勤務8年目の今

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妻を支える夫

 笘篠氏も野球解説のない日は、松本の付き添いとして妻を支えているという。この日もそばで楽しそうに取材を見ている姿が印象的だった。

「昔は仕事に家族を呼ぶなんて絶対ないと思っていましたけど、今日も前日、野球解説をしていたんですが、来てもらいました。お互いマイペースというか、ごく普通の夫婦なので気になるところはいくらでもありますけど(笑)。応援してくれることには感謝しています」

 ステージに立ってみて気がついたことがあるという。

「私は本当に趣味もないし、楽しみを見つけるのが下手なんです。でも、やっぱり歌うこととステージにあがることが自分の楽しみだと改めて実感しました。自分のことなんて後回しで最後だと思いながらやってきました。でも、自分のために何かをするということが私自身を大切にすることにつながるのかなって、最近やっとそう思える年齢になりました。この先、病気やけがとか急に歌えなくなることだってあると思うんです。でも元気なうちに楽しんで、ファンのみなさんの思い出にもなれたらいいなって思っています」

 芳本、網浜、松本の3人によるID85の活動は近いところでは、5月24日(日)に大阪・ABCホールで「大阪スペシャルライブ2026」を開催する。

「セットリストも衣装もステージも全て3人のアイデアが詰まっている手作りのイベントで、懐かしい歌やトークも楽しめると思います」

 松本にとってアイドルとはどんな時間だったのだろうか。

「私みたいな性格の子がよくアイドルをやっていたなって今振り返るとそう思いますね。でも、いろんな場所でいろんな方と出会えて……。アイドルじゃなかったらきっと出会えなかった方々との繋がりを持てたことが何より私の宝物です」

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 第1回【「ポスト松田聖子」松本典子はなぜ、アイドル戦線から消えたのか 中山美穂、南野陽子ら「1985年デビュー組」の苦悩】では、松本がデビュー当時の心境などを語っている。

松本典子(まつもと・のりこ)
1968年1月30日、群馬県出身。84年7月、「第5回ミス・セブンティーンコンテスト」で網浜直子とダブル優勝を果たし、芸能界入り。85年3月21日、1stシングル「春色のエアメール」で歌手デビュー。87年から92年まで「志村けんのだいじょうぶだぁ」(フジテレビ系)にレギュラー出演し、コメディエンヌとして人気を博した。92年、プロ野球選手の笘篠賢治氏と結婚し、3人の息子をもうける。結婚後、長らく芸能活動を休止していたが、2025年に芸能活動を再開。現在は同期の芳本美代子、網浜直子と3人でユニットID85を結成し、ライブ活動を行う傍ら、子育て支援員として保育園にも勤めている。

福嶋 剛
ライター。1971年生まれ。TV局映像編集、ロケーションコーディネーター、音楽サイトの編集長、ニュースサイトの記者などを経験。ベテランアーティストや元アイドルのインタビューをはじめ、イベントの進行役などエンタメを中心に活動中。

デイリー新潮編集部

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