「あさま山荘事件」“唯一の人質”の心を開いた… アナウンサー、久能靖さんの人生を変えた現場取材
物故者を取り上げてその生涯を振り返るコラム「墓碑銘」は、開始から半世紀となる週刊新潮の超長期連載。今回は5月2日に亡くなった久能靖さんを取り上げる。
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1972年、連合赤軍のメンバーが「あさま山荘」に侵入し、管理人を人質に取った。警察との銃撃戦に日本中がテレビにくぎ付けとなる。久能靖さんは日本テレビのアナウンサーとして酷寒の現場で実況を務め、警察が突入した日には9時間も生中継。トイレにも行けず、話し続けて喉が渇くと辺りの雪を口に含んだ。...

