「高市内閣でできなければ永遠にできない」 党是の「憲法改正」に実は戸惑いも見られる自民党内
憲法改正は党是だが
「2月の衆院選で大勝したことなどを受け、高市内閣の間に憲法を改正しなければもうずっとできないというのが大半の自民議員の認識だと思います。もっとも、憲法改正は党是とはいえ、その思いを忠実に背負っている議員が多いかというとそんなことはなく、むしろ少ないです。が、改正に消極的な姿勢は当然見せられず、改正の機運が高まっていることについて緊張感が徐々に増してきている印象ですね。やはりリスクが伴いますから」(同)
衆参両院の本会議で総議員の3分の2以上の賛成を経て改正案が発議されると国民投票が実施され、過半数の賛成が得られた場合に改正が成立する流れだ。
「改正の国民投票は内閣の命運を賭けるものとされ、仮に過半数を得られなければ政権が吹っ飛ぶ可能性も十分あります。そのリスクも踏まえて自民内に緊張感が高まっているということですね」(同)
改正は「いつ」なのか
改正待ったなしとなると「それがいつなのか」も重要だ。
「政治日程としては2027年9月の総裁選、28年夏の参院選が予定されており、特に“参院選に絡めての国民投票”は当然想定されます。総裁選で高市氏が無投票か無風で再選を果たして支持率も上向きであれば勝負しようという空気になっていくのではないかと見ています」(同)
そもそも憲法改正は国論を二分する可能性があり、なかでも9条に触れることはそれに拍車をかけると指摘されている。
「その点、今回報じられた合区解消は表向き国民の声を丁寧に拾うというスタンスを打ち出すこともできるので好都合と言えます。背景に国民民主の連立引き入れや合区エリアに自民の分厚い支持層が存在しているという点があるにせよ、ですね」(同)
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