「高市内閣でできなければ永遠にできない」 党是の「憲法改正」に実は戸惑いも見られる自民党内
「変更したい4点」
4月の自民党大会で高市早苗首相(総裁)は憲法改正に意欲を見せた。党は憲法にアップデートが必要だとして「変更したい4点」を公表している。今後どのような動きが想定されるのだろうか。
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高市氏は4月の党大会で「立党から70年、時は来ました」と、憲法改正の機運を高める主旨の発言を行った。自民党はこれまでに憲法改正について、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義は堅持する方針を示してきた。一方、変えたいポイントとして、『安全保障にかかわる「自衛隊」の明記と「自衛の措置」の言及』、『大地震が発生した時などの緊急事態対応を強化』、『参議院の合区解消、各都道府県から1人以上選出」、そして『家庭の経済的事情に左右されない境域環境の充実』を挙げている。
「本命視」報道
参議院の合区とは、2016年に誕生した「鳥取・島根」「徳島・高知」の選挙区である。高市氏は5月11日の参院決算委員会で、自民議員の合区解消に関する質問に答え、「地方の声をいかに国政に反映するかは民主主義に関わる重要な課題だ」などと述べた。
時事通信は14日、《「合区」改憲が本命浮上 自民・麻生氏、国民民主と連携模索》との題する記事を配信した。
「4つのポイントの中で参院選挙区の合区解消が本命視されているという内容ですね。参院で自民党と日本維新の会は少数与党で、麻生太郎副総裁や参院自民が国民民主党を連立に組み入れることを企図する中で、大義として合区解消が浮上しているとの見立てですね。麻生氏と国民民主の参院議員で幹事長の榛葉賀津也氏とは深い間柄で、これまで何度も麻生氏はそのホットラインを通じて国民民主を連立に引き入れようとしてきた経緯があります」
と、政治部デスク。まずは「合区解消」を全面に打ち出し、それと併せる形で「自衛隊明記」など他の3点も改正するという戦略を描いているようだ。
その一方、維新は、自衛隊の明記や緊急事態対応の強化の方を優先すべきとの姿勢を示しており、足並みの乱れを指摘する声もある。
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