「サバンナ高橋」を救った相方・八木の異例対応 「いじめ騒動」を収束させた危機管理「100%茂雄に責任」
中山功太が告白
5月5日配信の「ナオキマンの都市伝説ワイドショー」(ABEMA)に出演した中山功太が、過去に先輩芸人からいじめられていたことを告白したことが話題になっている。番組内では相手の実名は伏せられていたが、その人物像についてネット上では憶測が広がった。その過程で何人かの芸人の名前が取り沙汰された。その中にはサバンナの高橋茂雄の名前もあった。【ラリー遠田/お笑い評論家】
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これを受けて、5月10日に高橋の相方である八木真澄がXでこの件に触れて、コンビとしての責任を表明して謝罪した。彼は中山が語っていた先輩芸人が高橋であることを明かしたのだ。その後、高橋本人もXで謝罪文を発表した。5月12日には中山が自身のXを更新して、番組内で言った「いじめられていた」という表現は不適切だったという趣旨の説明をした。
この騒動では、当事者である高橋や中山以上に、八木の迅速な対応が注目を集めた。彼は本人たちよりも先に自身のXで経緯に触れていた。それによると、中山とは20年前に大阪の番組で共演しており、当時の相方のツッコミや発言に「きついな」と思うときがあったと振り返った。「それで功太が傷ついてしまったのだから、100%茂雄に責任があると思っています」と記した。
さらに、中山についても「心が優しい才能ある後輩」とフォローをしていた。つまり八木は、被害を訴えた中山の感情をまず受け止めた上で、高橋側の責任を明確にしたのである。
このような騒動が起こった際に、当事者以外のタレントが前に出てきて事態を収めるというのは珍しいことだ。なぜなら、いくら相方とはいえ、当事者ではない人間が何か発言をすることで「なぜ本人が説明をしないのか」と批判されてしまう可能性があるからだ。しかも今回のケースでは、匿名で語られた過去の人間関係についてSNS上で憶測と噂が飛び交い、周辺人物のすべてが炎上の渦に巻き込まれかねない状況だった。
そんな中で八木が2人の仲介に入った上で、経緯説明と謝罪を行ったのはかなり思い切った行動だった。これで事態はいったん収束したように見えるのだから、彼の対応は危機管理として適切なものだったと言える。
八木の対応が評価されたのは、彼が単に「いい人」だったからではない。彼はこの件を、芸人同士のじゃれ合いや過去の出来事として軽く扱うことをしなかった。お笑いの世界で笑いを生むために行われる「いじり」は、時として「いじめ」のように見えてしまうことがある。
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