お目当ての弁当をカゴに入れて2時間徘徊…値引きセールの時間になるや「これにも半額シール貼ってよ!」 スーパー店員が頭を抱える“迷惑な高齢客”の実態

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高齢者のほうが問題を起こしやすい

 前出の店員によると、値引きシールを巡っては、高齢者のほうが迷惑をかけている事例が多いのだという。結局のところ、わずか200~300円程度の値引きのために2時間も店内に滞在していては明らかにタイパが合わないため、仕事で忙しい現役世代は行わない。しかし、現役引退した高齢者は時間に余裕がある。長時間滞在しても問題がないのである。

 前出の値引きおばさんも、70歳を過ぎて年金暮らしをしている高齢者らしい。一人暮らしで、スーパーと病院以外は特に出歩いている場所はないようだ。もしかすると、値引きされた弁当を買うことが彼女の趣味、生きがいのようになっているのかもしれないが、とにかく店側からすればたまったものではない。

 こうしたトラブルを防ぐためには、スーパーでルールを作り、その周知徹底を行うしかなさそうだ。カゴに入れた段階でその値段で選んだこととし、後から値引きシールの要求をしてはいけないなどルールにすべきであろう。何より、弁当や刺身などの食品を売り場から長時間持ちだすことは、衛生上も問題があるように思う。

 カスハラが社会問題になっており、強引な要求に応じないと宣言する店も増えている。しかし、実態としては「なかなか強く出ることは難しい」(前出のスーパーの店員)という本音も見え隠れする。店側が問題行動を起こす客に対して注意できる、健全な環境を生み出す必要がありそうだ。

ライター・山内貴範

デイリー新潮編集部

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