付き合いで臨んだ入団テストにまさかの合格… 無名の存在から名選手になった「岡本伊三美さん」の人生
物故者を取り上げてその生涯を振り返るコラム「墓碑銘」は、開始から半世紀となる週刊新潮の超長期連載。今回は4月15日に亡くなった岡本伊三美(いさみ)さんを取り上げる。
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南海(現・ソフトバンク)の岡本伊三美さんは、全く無名の存在から名二塁手に躍り出た。全盛期の南海でレギュラーをつかみ取り、1953年には打率3割1分8厘で首位打者に輝き、最高殊勲選手に選ばれる。
現役時代を知る野球評論家の有本義明さんは言う。
「選手としての活躍は70年ほど前でも訃報の扱いは大きい。...

