衝撃弾「佐々木麟太郎」の評価が爆上がり…MLBドラフトを前に囁かれる「ソフトバンク」「メジャー球団」以外の“第3の選択肢”

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第3の選択肢

「野球留学中」の佐々木麟太郎(21)が今年7月のメジャーリーグのドラフト会議で指名される可能性が高くなってきた。正確には、昨年度のリーグ戦を終えた時点で指名される可能性があったが、「早くて5巡目以降、10巡目までには」といった評価だった。しかし、現地での生活にも慣れたからか、今季のリーグ戦では打棒が爆発。「指名順位がランクアップした」との声も聞かれるようになった。そうなると避けられないのが、福岡ソフトバンクホークスと米指名球団との争奪戦だ。

「昨年10月のドラフト会議で、ソフトバンク球団は2球団競合の末、佐々木の交渉権を獲得しました。入団してもらえない可能性がある中、あえて指名したのは本当に入団して欲しかったからでしょう。米国の大学リーグ戦が終わる5月中旬を目処に、改めて本人への説得に当たることになりそうです」(地元メディア関係者)

 ソフトバンク球団の誠意が佐々木に伝わるのか、それともMLB球団に行ってしまうのか――。

 そんな中、佐々木の評価が上方修正されたことで、米国内では「第3の選択肢」も予想されるようになった。意中のメジャーリーグ球団以外から指名された、もしくは、指名順位が低すぎて野球設備もままならないルーキーリーグからのスタートを余儀なくされた場合、スタンフォード大から「野球強豪校」に転校し、来年度のMLB指名を待つという選択だ。

「毎年ではありませんが、下位指名や契約金などで合意できなかった学生が自身の評価を上げるため、在籍している学校よりも強いところに転校して次のドラフトに期待するケースはあります。ドラフトでの指名対象になる年に合わせて転校する大学生もいます」(米国人ライター)

 今年1月、大学リーグも大きく取り上げる米専門誌「Baseball America」が発表した大学野球トップ25のランキングによると、注目校はルイジアナ州立大(LSU)で、今年も全米制覇を成し遂げれば、直近4年間で3度目の栄冠になるという。

「4年間で3度の全米制覇」は、70年代に南カリフォルニア大(USC)が達成して以来の快挙で、「最大のライバルになる」と予想されていたのはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)だった。その理由として、昨季最終ランキング6位と躍進した主力メンバーの多くがまだ在籍していることが挙げられていたが、それだけではない。カンザス大学のエースだったクーパー・ムーア、グランドキャニオン大学の主砲だったザック・ヨーク一塁手が転入してきて、投打ともにパワーアップされたからだ。

 米大学球界では「転校」は珍しくないようだが、MLBドラフトの一側面としてこんな情報も聞かれた。

「昨年、全米最優秀選手に選ばれたのがUCLAの遊撃手、ロック・チョロウスキーでした。順調に行けば、チョロウスキーは今年7月のドラフト会議で全体のトップ、遅くても5番目までには指名されるでしょう。その彼と一緒にプレーすれば自身のレベルアップにつながりますし、米スカウトの目に触れる機会も増えます。指名が確実視される大学生、高校生にはすでに代理人がついており、彼らは契約金のアップや入団後の条件を良くするため、注目度の高い学校への転校もプロデュースしています」(前出・同)

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