「小室弁護士と眞子さん夫妻の結婚の影響がここにも」 高市首相は皇室典範を改正できるのか
高市首相の考え
そんな中、2月の衆院選での大勝という追い風もあって、麻生氏が「今国会中に」と改めて踏み込む発言をしたということになる。
現在、皇族数の減少に歯止めをかけるべく、「女性皇族が結婚後も身分を保持する案」や「旧宮家の男系男子を養子に迎える案」が検討されている。
「“今国会中に”という文言は今に始まったことではなく繰り返されてきましたが、それはともかくとして、高市氏もこの2案について異論はないようです。一方、皇室数減少とは違った文脈で『愛子天皇待望論』のことも気にしているとのこと。世論調査をすると女性・女系天皇を容認する意見が極めて高く、愛子天皇を待望する意見も極めて多い。高市氏自身、70%前後という高い内閣支持率に支えられているため、愛子天皇待望論を無視するつもりはありません。が、支持基盤となっている保守層への配慮から『男系男子による継承』を維持する立場を取っています」(同)
小室弁護士夫妻との絡み
「加えて現在の皇位継承順位(1位:秋篠宮さま、2位:悠仁さま)をゆるがせにしないというスタンスも堅持しています。したがってこの点においては、高市政権の方針と国民世論の間には距離があるのでは」(同)
そもそも「愛子天皇待望論」は現実には今回の改正とは関係ないという見方が強い。
「米NY州の弁護士である小室圭さんと眞子さんの婚約・結婚に至る経緯が、愛子さまへの期待の高さと関係しているのではないか、という見方があります。ただ、そうしたことは当然ながら皇室典範の改正といった、長期的な視点が求められるテーマ、国のあり方にも関わるテーマを考えるうえでは、脇の要素であるはずです。ことこの件に関しては世論調査の結果とか、その時の空気で決めるようなことではないというのが常識かと思います」(同)
長年、先人たちが棚ざらしにしてきた問題だけに、最適解が存在するわけではない。麻生氏の強い思いはさておき、物価高対策、エネルギー問題、消費税減税など取り組むべき課題が多い中、ここに政治的エネルギーを費やすことに国民的な支持は得られるだろうか。
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