「コンビニ弁当は身体に悪そう」は減ったけれど…プラ容器使いすぎ?深夜も明るすぎ?まだある“コンビニと健康”の気になるところ

  • ブックマーク

都内のコンビニで活躍する海外人材。育成の背景は出店戦略も

岡本:コンビニの健康課題でほかに言うならば、深夜に煌々とした明かりに晒されると体内時計が狂うので、夜が更けたら暖色系の照明に切り替えてルクスを落とすなりしてほしいと感じることもあります。特に深夜は、ブルーライトと呼ばれる青白い光がメラトニン分泌を抑えることで体内時計を乱しやすくなります。防犯との両立を前提に、深夜帯だけでも色の温度や照度を少し落とす工夫は、利用者にも働く人にもいい影響になるかもしれませんね。

渡辺:コンビニが24時間明るいから街の治安が守られているとも言われますが、健康的にはそうですよね。僕はコンビニって顧客想いの世界No. 1のリアル店舗の小売業だと思うんですが、だからこそいろいろ破壊もしてきたんですよ。24時間営業で徹夜仕事も助長してきましたし、これは全くエビデンスのない僕の持論ですけど、未婚化も加速させたんです。近所にコンビニがあれば誰でも簡単に一人暮らしを始められて、推し活にも集中できる暮らしを続けられるので、パートナーを作る必要がない(笑)。

岡本:確かに一理あるかもしれないですね(笑)。渡辺さんにお聞きしたいんですが、少子高齢化と過疎化が顕著な地方のコンビニほど日本人の店員さんが多いのは、なぜなんですか? 都内のコンビニは海外の方のほうが多い印象ですけど、未だに地方のコンビニは日本人の店員さんがけっこう多いなと。

渡辺:簡単に言うと、地方は日本人もいないけど外国人もいないからです(笑)。やっぱり僕らもベトナムでいきなり働くなら、まずは働き口の選択肢が多そうなホーチミンとか住みたいじゃないですか。

岡本:そういうことなんですか。いきなり海外の地方に行くのは心理的ハードルもありますもんね。

渡辺:昨年末に都内のローソン店舗で働いたら、従業員15人中、一人を除き全員ネパール人でしたね。ただ、僕も元コンビニ店長なのでよくわかるんですが、お店のレベルは高いです。ネパール人の国民性なのかわからないですけど、真面目ですよ。

岡本:総じて一生懸命働いていますよね。

渡辺:コンビニ業務は特定技能の対象職種に含まれていなくて、日本語学校とか通いながら留学ビザで働いているので、原則週28時間しか働けないんですが、賢い人が多くて話すと勉強になりますよ。海外のコンビニでオペレーションとかハイレベルすぎますから。

岡本:彼らは母国である程度日本語を勉強してから来ているんですか?

渡辺:一緒に働いたネパール人は、去年9月から日本語学校に入って店舗でバイトを始めたそうですが、その前は宮崎県のコンビニの弁当工場で2年間働きながら日本語の勉強をしたそうです。ローソンはベトナムに研修センターを2017年頃に設置していて、留学生バイトやベトナム人社員をしっかり育成して、将来的にベトナムや中国での出店を拡大させる狙いがあるんですね。

次ページ:監修サプリメントの構想を語る

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。