「自衛隊員3人死亡」の悪夢…最新鋭の“安全設計”を誇る陸自「10式戦車」はなぜ暴発事故を起こしたか 真相究明のカギを握る“3文字”の安全装置とは
不発弾の可能性
「閉鎖機が開いた状態で砲弾が爆発したなら、3人の隊員が亡くなり、1人の隊員が重傷を負うという深刻な事故になったのも頷けます。では閉鎖機を開けなければならない状況とは何か。仮に不発弾が砲身の中で止まったとしたら、閉鎖機を開いて砲弾を取り出す必要があります。滅多に起きない事例のはずですが、可能性はゼロではありません。その際、何らかのトラブルが発生して砲弾が爆発すれば、爆発のエネルギーはまともに戦車内部を直撃します。甚大な人的被害が発生しても不思議ではありません」
富士総合火力演習をご存知だろうか。この演習では戦車による実弾射撃が行われ、一般公開も行われるため関心が高い。第2回【4人死傷の陸自“暴発事故”が6月開催の「富士総合火力演習」に与える深刻な影響… 専門家は「不具合が見つかれば全ての10式戦車を検査する可能性」を指摘】では、大分県の事故が富士総合火力演習に与える意外な影響についてお伝えする──。
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