「軍事を知らず、語らず、考えずではいけない」 田岡俊次さんが貫いたジャーナリズム【追悼】
物故者を取り上げてその生涯を振り返るコラム「墓碑銘」は、開始から半世紀となる週刊新潮の超長期連載。今回は3月27日に亡くなった田岡俊次さんを取り上げる。
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日本で軍事ジャーナリストの存在が脚光を浴びるようになったのは1990年、イラクのクウェート侵攻に始まった湾岸戦争が契機とされる。朝日新聞で長く軍事担当記者を務めた田岡俊次さんは注目された代表格だ。
長年親交の深かった現代史家の秦郁彦さんは言う。
「朝日新聞の中では珍しい人でした。...

