補助金が“中抜き”されている? このままいけば「独立系のスタンドは閉店に追い込まれる」

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大手二社に聞くと……

 現在、国内シェアではENEOSがおよそ5割を占め、続く出光興産が3割と、2社で実に8割を占めている。前述した指摘に対してENEOSは、

「SS(注・スタンド)店頭価格について弊社は言及する立場にないため回答を控えます。なお、弊社は補助金相当を全額卸価格に還元させております」(広報部)

 また出光興産も判で押したように、

「弊社は、補助金相当分を取引先への卸売価格に全額反映させております。店頭価格につきましては、取引先が決定しているため、弊社が答える立場にありません」(広報部広報課)

 とはいえ、このままでは不公平が広がる一方だ。そんな中、高市首相は自身のXで4日、重要物資の安定確保のための取組について言及。具体的な成果として、

〈A重油の調達にお困りの豆腐事業者の方に石油元売事業者からの直販を実現し、工場停止を回避しました〉

 などと高らかにうたっていた。豆腐は救っても、ガソリンスタンドの“お困り”には目をつぶるのだろうか。

週刊新潮 2026年4月16日号掲載

特集「補助金が中抜きされている? ガソリン高騰対策で“スタンド格差”を生む元凶」より

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