〈京都小6〉死体遺棄容疑で「結希くんの自宅」にガサ入れ… 警察は「司法解剖で新たな情報を得たはず。押し入れや床下まで丹念に確認するでしょう」と元刑事

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死因は“不詳”

 悲嘆に暮れる遺族が住む家に、なぜこのタイミングでガサ入れをするのか……。2週間以上に及ぶ懸命の捜索の末、京都府南丹市の山林で安達結希くん(11)が変わり果てた姿で発見されたのは4月13日のことだ。結希くんの司法解剖を経て、捜査は新たな局面を迎えつつある。結希くんの自宅に京都府警が家宅捜索に入ったのは2日後の15日早朝。“死体遺棄容疑”での家宅捜索である。

 これまでに報じられている限り、司法解剖によって分かったのは、この遺体が結希くんであること、切り傷や刺し傷といった目立った外傷がないこと。死因は“不詳”ながら、3月下旬に死亡したと推定されるという。

 素人目には身元特定意外に大きな進展がなかったように感じられる。だが、遺体発見時の状況や司法解剖の結果を受けて、府警は結希くんの自宅への強制捜査が必要と判断したと思われる。

「被害者の自宅への家宅捜索に踏み切ったことは、府警にって今後の捜査を左右する大きな判断だと思います」

 そう語るのは、現地でも取材に当たった神奈川県警元刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏である。

「府警の捜査員はこれまでにも結希くんの家族から話を聞いているはずです。行方不明者の捜索を進めるうえで、当日の様子や、本人が最近悩んでいることはなかったか、家出をほのめかしていないか、親子仲はどうだったかなどは非常に大事な情報になるからです」

繊維片

 小川氏が続ける。

「そうした家族への聞き取りのために捜査員が自宅へ上がり込むこともあったと思います。ただ、令状を取得しての捜索ではないため、玄関先や居間、応接間などで話を聞くのが精いっぱい。確認できたとしても結希くんの部屋の様子だったくらいでしょう」

 では、いまのタイミングで被害者の自宅を捜索する府警の狙いはどこにあるのか。

「やはり遺体の発見現場周辺のタイヤ痕や足跡といった“痕跡”に遺留品、そして司法解剖の結果から新たな情報が手に入ったということだと思います。その裏付けをとるため、あるいは自宅でしか入手できない情報を確認するために家宅捜索に至った。これまで府警が調べ切れていないであろう自宅内の部屋、トイレ、お風呂、押し入れに加え、床下やタンスの中なども丹念に確認することになるでしょう」

 実際に何を確認するのだろうか。

「たとえば遺体に結希くんの着衣とは別の繊維片が付着していたとして、それが家族の洋服の繊維片かどうかを照合する。それが家族の所有する衣服の繊維片でなかったら、別の“第三者”の存在が浮かび上がるわけです。当然ながら、遺体から第三者の毛髪や皮膚片などが検出されれば、その照合作業も必要になります」

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