一貫性ナシ「阿部巨人」の“行き当たりばったり打線” 今は「我慢の采配・起用」を意識すべきだ【柴田勲のコラム】

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チャンスで打てる気がしない

 先週の本コラムで、阪神が〈もう少し消化したら首位になっているんじゃないか〉と記した。実際、その通りになった。連敗しない。5カード連続勝ち越しで首位に立った。このまま走られたのでは面白くもなんともない。

 5球団でなんとかする必要がある。

 巨人は広島、ヤクルトとの6連戦を2勝3敗(1試合は雨天中止)で終えた。14日時点で14試合を消化し、7勝7敗で3位だ。

 10日のヤクルト初戦は竹丸和幸の頑張りもあって、なんとか1点差で逃げ切ったが、11日はヤクルトに先発・山野太一から星知弥、ホセ・キハダとつながれて、逆に1点差負けを喫した。

 12日も先発・高梨裕稔の前に7回1死まで完全に抑え込まれた。8回から登板した新人の増居翔太からキハダの前に今季最小2安打の完封負けだ。

 結局、少しいい投手が出てくると打線がつながらない。見ていると、チャンスで打てる気がしない。

14戦で13通りの打線

 先週のコラムでは、コロコロと替える、行き当たりばったりの打線について記したが、今週も同じテーマになる。

 阿部慎之助監督はこれまでの14戦で13通りの打線を組んでいる。スタメンは開幕戦と開幕3戦目が同じのみだ。

 阿部監督のコメントが気になった。

「レギュラーは決まってませんのでね。みんな競争と思ってね。結果を残せば使いますし、残さなかったら競争ですから。そういうつもりで毎日考えています」

 これには反対だ。

 前日の試合で打った選手を翌日起用する。結果を出した……そうは言っても翌日また打てるものではない。前日4安打した選手が翌日もそれだけ打てるか。平均の問題だ。

 打線は1シーズンを通して考えるものだ。この選手をここに置けばこれだけの安打数が見込める、この選手ならこのくらいの本塁打を打ってくれるだろう。

 1シーズン、打てる日もあれば打てない日もある。どの選手が平均的に活躍できるか。トータルで考えるべきだ。そのためにキャンプがあり、オープン戦があったはずだ。

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