映画会社が「大作」「話題作」のGW公開を避ける“当然すぎる理由”…3作連続で「興収100億円」突破の最強シリーズ作品の牙城
GW作品が恐れる「最強の映画」
今年も4月10日から劇場第29作の「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」が公開され、相当なヒットが見込まれている。同作の“強み”は、ストーリーの面白さが、主たる客層である子どもに同伴する大人にも響く内容になっていることだという。もともと「コナン」シリーズは、1996年1月のテレビ放送開始(読売テレビ・日本テレビ系)以来、現在まで続く長寿シリーズとして多くのファンに愛されている。だが、それだけで劇場版の興収が右肩上がりとなるわけではなく、
「公開時期を固定したことで、コアからライト層のファンまで、鑑賞が年中行事と化しています。さらに、主人公を超えるほどの女性人気が取れるキャラを登場させることで、推し活要素も取り入れました。最初は推理が中心だったのに、カーチェイスや大規模爆破などの派手なアクション要素を取り込み、ファンに刺激を与えています。さらに、伏線や細かい描写が多く、考察がネットで拡散することもあって、リピート鑑賞するファンも多いのです。つまり、興収が上積みになる要素をしっかり満たしているのです」(同前)
そこで「コナン」と張り合うのは難しいからと、各社とも公開時期をずらすように調整しているのだという。
「毎年、酷暑となる夏に涼みながら楽しんでもらえるように、その時期に大作や話題作をあてるなど、微妙に公開時期をずらしてヒットを狙うようになっています」(同)
ちなみに、今年の夏休みシーズンの公開予定作品は、シリーズ最新作「キングダム 魂の決戦」(7月17日公開)、人気サッカー漫画の実写版「ブルーロック」(8月7日公開)、TBSのヒットドラマの劇場版第3弾「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 CAPITAL CRISIS」(8月21日公開)。そして洋画は、いずれも人気シリーズの最新作「スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ」(7月31日公開)、「モアナと伝説の海」(同前)、「ミニオンズ&モンスターズ」(8月7日公開)。
GWと対照的に、興収争いが激戦になりそうだ。




