高市首相「みんな怒り狂っていた」発言には「にらみをきかせる」という真意が

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かなりキツめの表現で

 高市早苗首相は6日の参院予算委員会で、1月の通常国会冒頭での電撃解散に言及。その判断を前もって自民党執行部に相談しなかったと述べた。国会の場で「みんな怒り狂っていた」などとかなりキツめの表現を使って当時を振り返ったが、この発言を自民党執行部側はどう見たのか。

 高市氏の発言は国民民主党・足立康史議員からの質問への答弁時に出た。「解散をするなら(通常国会の)召集をもっと早めておけばよかった」「(2026年度予算案の)年度内成立ができなかったのは、内閣の責任だと思っている。国会は審議をしているだけだ。国会側に問題があるわけではないですよね」と尋ねた足立氏に対し、高市氏は「年度内成立をお認めいただけなかったのは残念ですが、解散についてはしっかり判断させていただき大義があったものだ」と答弁。

反感を買っている

 さらに足立氏が総選挙の日程の意思決定についても質したところ、高市氏は1月14日に日本維新の会の吉村洋文代表と会談したことに言及。「通常国会が開いたら早い時期に解散を考えているということは、伝えましたが、何日に解散するということはお伝えしていません。よって、投票日も含め、想定できないわけでございます」「それは自民党の執行部にも伝えていなかったので、みんな怒り狂っていた、ということでございました」と述べた。

「党内手続きや調整よりも私は国民の声を聞きたかった、首相としての国家的な判断だったというアピールを改めて行った印象です。根回し優先ではなく決断する政治であることを主張したかったのでしょう。確かにあそこで解散の判断をして歴史的勝利を果たしていなければ、少数与党の高市内閣は存続が危ぶまれていた可能性すらあります。その意味では解散の判断は正当化され、勝てば官軍で何とでも言えるとは思いますが、あえて国会の場で身内であるはずの自民執行部の神経を逆なでする発言をすることについて反感を買っていることは事実です」

 と、政治部デスク。

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