キスしたり“その先”まで進む若者も… 在日イラン人女性が証言するイスラム体制下の「恋愛」のリアル
同性との恋愛が発覚して殺された人は数千人
結婚制度も、女性にとって不利なものばかりだ。
「結婚したら夫の許可がないと海外に行けない。女性から離婚することもできません。夫が浮気をした場合は罰金か鞭打ち刑ですが、妻が浮気をすれば死刑なのです。死刑でいうと、これまでに同性同士の恋愛が発覚して殺された人は数千人に及びます」
なにしろ外国映画がテレビ放送される場合、肌の露出が多い場面ではモザイクがかかる国。建前上は徹底して性に厳格なイランだが、
「ここ2~3年で成人向けのサービス店がイランの各地にたくさんできました。政府がそうした店をサポートしているのです」
というから驚愕(きょうがく)する。
「イランにはシーゲという概念があります。これは、シーア派のみに認められた、期間を定めて契約する婚約形態のこと。政府はシーゲを応用してそうした店を支援して、売上金が政府に入る仕組みをつくりました。店の女の子と客は一時的に結婚している夫婦である、ということにしてそうしたサービスを合法化しているわけです」
シーゲもまた、女性を苦しめる首枷(くびかせ)となっている。
「シーゲで女性が妊娠しても、男性はまったく責任を取りません。子持ちの未婚女性を受け入れる文化がないので、99%の女性は堕胎します。それでも、イメージに反して、イランの女性は情熱的に恋愛する人が多いですよ」
戒律と欲望のいたちごっこは終わりそうもない。
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4月2日発売の「週刊新潮」では、六つの視点からさらに詳しく「日本人の知らないイランの国内事情」について報じている。




