日米会談に「経済界が胸をなで下ろしている」理由 専門家が解説

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日本の脆弱性を見せつけられた

 従前から言われていたことですが、日本経済がいかに中東の石油に依存してきたかが改めて浮き彫りになりました。特定のエネルギーに依存した社会の脆弱(ぜいじゃく)性を見せつけられたわけです。

 その点を乗り越える上で供給源の多極化だったり、石油のみに依存しないエネルギーへのシフト、もしくは省エネ。そうした取り組みの重要性が広く認識されたのではないかと考えます。

 エネルギーのみならず、レアアースといった鉱物資源の問題しかりです。

 現代の日本社会は、自国では賄えないものが国民生活の極めて重要な部分を支えており、「サーキュラーエコノミー(循環経済)」型のシステムを考える契機になるかもしれません。

 従来型の「1対N」=ある資源を牛耳る特定の国に複数の国が依存するのではなく、「N対N」=複数の国と複数の国が手を携える形の、有機的な経済活動を営むことが、より求められていくように思っています。

山口明夫 経済同友会代表幹事

週刊新潮 2026年4月2日号掲載

特集「日本を悩ます『イラン攻撃』」より

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