山田裕貴×綾野剛「ちるらん」大ヒットが示す「時代劇」の可能性 「地上波×配信」ドラマ新時代の仕組み
ドラマは資金繰りの時代
この作品に刺激を受け、日テレとHulu連合も新たな仕掛けを考えるのではないか。TBSとTHE SEVENも時代劇以外の新たな作品を用意するのは間違いない。THE SEVENは制作したアウトロー映画「愚か者の身分」がヒット中で、Netflixでも高い配信数を記録している。同社はU-NEXTとライバルであるNetflixとも提携しているのだ。
身も蓋もない言い方のようだが、ドラマは制作費がないと、どうにもならない。視聴者が歓迎するような俳優や脚本家が集められない。スタジオ費を節約するから、じっくり時間をかけて撮影するのも難しい。映像処理もチープにせざるを得ない。
7月から放送予定のTBS「VIVANT」の前作が爆発的ヒット作にできたのも破格の制作費があったから。通常の制作費では海外ロケすら出来なかった。
これからのドラマづくりは動画配信サービスなどとどう組み、制作費を調達するかがカギを握る。資金集めが勝負どころの1つなのはほかのビジネスと同じだ。むしろ、これまでは民放界が自分たちは特別と思いすぎていた。ヒットメーカーのセンスのみで名作が生める時代は終わった。
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