WBC「視聴者3000万人超」は“成功”だった? 150億円で独占配信「ネトフリ」の収支決算

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 3月5日から18日にかけて開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。今回、日本では地上波テレビでは放送されず、動画配信大手のNetflixが独占配信した。その視聴者数が25日に発表され、全47試合で3140万人だったという(1人が2つ以上のデバイスで視聴した場合やアーカイブ配信を含む)。果たしてこの数字、多いのか、それとも少ないのか。

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 試合別の視聴者数トップ3は以下の通りだ。

1位:日本vsオーストラリア=3月8日・1次ラウンド【1790万人】
2位:日本vs韓国=3月7日・1次ラウンド【1786万人】
3位:日本vsベネズエラ=3月15日・準々決勝【1726万人】

 1位の1790万人は、これまでNetflixで配信されたシリーズ作品、映画、アニメ、その他のスポーツ中継のすべてを上回る数字だという。十分に多い視聴者数のように思えるが――。民放プロデューサーは言う。

「今回のWBCはベネズエラが初の世界一となりました。侍ジャパンが過去最低のベスト8で終わったこともあり、優勝した2023年の前回大会に比べるとあっけなく終わってしまったようにも感じますが、1次リーグでは全勝し、大谷翔平はじめ鈴木誠也、吉田正尚、山本由伸らメジャー組の大活躍は見応えがありました。とはいえ、前回大会のように誰もが無料で見られる地上波テレビでの放送がなかったところは盛り上がりに欠けたと言わざるを得ません」

 ちなみに、前回のWBCの視聴率トップ3を見てみよう(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)。

前回は視聴率40%超

1位:日本vsイタリア=準々決勝【個人31・2%、世帯48・0%】テレビ朝日
2位:日本vs韓国=1次ラウンド【個人28・9%、世帯44・4%】TBS
3位:日本vsオーストラリア=1次ラウンド【個人28・7%、世帯43・2%】テレ朝
3位:日本vsチェコ=1次ラウンド【個人28・7%、世帯43・1%】テレ朝

「世帯視聴率はいずれも40%超で、平日の朝8時25分からテレ朝が中継した日本対アメリカの決勝も個人24・3%、世帯42・4%でした。瞬間最高視聴率ではなく全時間平均の数字ですからすごかった。個人視聴率は1%=118・5万人といわれていますから、1位の日本対イタリアの31・2%を全国でならせば約3700万人になります。一度でもチャンネルを合わせた人なら6000~7000万人くらいにはなるのではないでしょうか」

 前回大会はNetflixの3~4倍の人が見たということになる。

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