《子どもより目立つな》SNSで批判殺到…卒業式で「親の着物姿」はNG?入学式はどうするべき?専門家に聞いた

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賢く着こなす「失敗しない」着物選び

 失敗しないための着物選びには、伝統的なマナーと現代の空気感をバランスよく取り入れることが大切、と栗秋氏。まず基本となるのが、式典にふさわしい着物の種類(格)を正しく選ぶことだ。卒入学式において最も万能で「間違いない」とされるのは、訪問着や付け下げ。

「特に訪問着は、フォーマルな場にふさわしい品格がありつつも、色留袖や黒留袖ほど仰々しくなりすぎないため、保護者の装いとして最も適しています」(栗秋氏)

「浴衣は論外として、カジュアルとされる小紋や紬も式典には控えるほうが無難です。ただし、小紋でも遠目からは無地に見える柄の細かい江戸小紋は、紋入りだと格が上がると言われています」

 と教えてくれたのは、前出のマナー講師・西出氏。

「大切なのはTPOに合わせた格選び。色味を抑えた訪問着などを選び、着崩れないよう美しく着こなしていれば、堂々と参列してよいのです」(西出氏)

 気になる色や柄の選び方に関しては。

「ラメ感の強いものやキラキラしすぎたものはやりすぎかもしれません。若干、地味目のものを選ぶと安心です。黒や濃い紫などの強い色も避けて。昔からピンクやブルーなどは定番ですし、色で『これじゃなきゃダメ』という決まりはありません。派手に感じる場合は、羽織を組み合わせて全体を落ち着かせるのも手です」 (栗秋氏)

 また、意外と見落としがちなのが、小物やヘアスタイルのまとめ方だ。

「着物自体が華やかであるため、アクセサリーや大きな髪飾りは控えめにし、ワンポイント程度に留めるのが上品に見せるコツです」(栗秋氏)

 式典はあくまで子どもが主役の場であることを念頭に置き、過度な露出や奇抜なスタイルを避けて、トータルバランスを整えることが、結果として周囲からも肯定的に見られる着こなしに繋がる。

「卒業式と入学式で着物を分けるべきか悩まれる方も多いですが、基本的には同じ着物で通して全く問題ありません。もし変化をつけたいのであれば、帯や帯締め、帯揚げといった小物を変えるといいでしょう」(同前)

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