「4番」「エース」「守護神」不在で“阿部巨人”は勝てるのか? 元巨人主砲も「リーグ優勝は非常に困難」と断言…「阿部監督はひとりで背負いすぎではないか」
プロ野球の開幕を目前に控え、巨人に激震が走っている。主力選手の2軍スタートが相次いでいるのだ。開幕は3月27日で、昨シーズンにセ・リーグを制した阪神との3連戦が予定されている。まずは改めて、2020年から25年までの成績を振り返ってみよう。20年の巨人はリーグ優勝。コロナウイルスの感染拡大でクライマックスシリーズ(CS)が中止となり、日本シリーズでソフトバンクと相まみえたが、0勝4敗と1勝もできずに敗れてしまった。(全2回の第1回)
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21年から23年の3シーズンは3位、4位、4位と低迷。24年は就任1年目の阿部慎之助監督がリーグ優勝を果たしたが、CSで3位のDeNAに3勝4敗とまさかの敗北。日本シリーズには進出できなかった。
そして昨シーズンは3位とAクラスには入ったが、CSでは2位のDeNAに2敗と精彩を欠く結末となった。
巨人は常勝を義務づけられたチームとして知られる。「今年こそはセ・リーグで優勝し、CSも制して日本一の座を勝ち取ってほしい」と願っているジャイアンツファンは多いだろう。ところが、である。Xを見てみると、筋金入りのG党でさえ今シーズンのリーグ優勝を不安視する声が目立つのだ。いくつかご紹介しよう。
《長年巨人ファンやってますが、今年の戦力はやばいです 投手と野手それぞれ4人位覚醒しないと優勝争いは無理です》
《巨人軍?監督?スカウト?コ一チの無力?全部がダメ》
《巨人ファンだけど今年巨人が優勝するとは思っていない。むしろ2位で終わったらセリーグのレベルがヤバいってことだと思う》
《巨人の優勝はゴメンだけどなさそう。 今年はAクラス入りを目指して応援しよう》
戦力アップは実現したのか?
巨人OBで野球解説者の広澤克実氏は「率直に申し上げると、今シーズンのセ・リーグは阪神が一強。巨人、中日、DeNAが三弱、広島とヤクルトがさらに弱いという見取り図になります」と言う。
「“減点方式”で順位を予想してみましょう。阪神は投打共に戦力が充実しており、優勝の可能性は高いと考えられます。ダークホースは中日です。本拠地のバンテリンドームにホームランウィングを設置して球場を狭くしました。チーム防御率が悪化するリスクは存在するとはいえ、得点力アップが期待できます。そして巨人ですが、2023年に41本、24年に27本のホームランを放った岡本和真選手がメジャーに渡りました。この影響を考えるには、昨年5月に岡本選手がケガで離脱した時のことを振り返る必要があります。あの時の戦力ダウンを念頭に、開幕を目前に控えた今の巨人の補強や底上げは、果たして十分と言えるのか、が問われているわけです」
それでは昨シーズンの開幕戦と、3月21日に行われた楽天とのオープン戦におけるスタメンを比較してみよう。
【2025年3月28日:ヤクルト戦】
1番:レフト 若林楽人
2番:ライト トレイ・キャベッジ
3番:セカンド 吉川尚輝
4番:ファースト 岡本和真
5番:センター エリエ・ヘルナンデス
6番:サード 坂本勇人
7番:キャッチャー 甲斐拓也
8番:ショート 門脇誠
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