「勉強しても身に付かない天性の温かさが」 被災地の人々が愛子さまの訪問を待ちわびる理由 

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【前後編の後編/前編からの続き】

 この春、愛子さま(24)が新たな一歩を踏み出される。天皇皇后両陛下と共に、初めて岩手・宮城・福島の3県を訪問なさるのだ。目的は、東日本大震災からの復興状況を視察すること。絶大な人気を誇るプリンセスの到着を待ちわびる、被災地の人々の声を聞いた。

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 前編では、岩手県と宮城県での行程について報じた。

 次なる福島県への行程は、4月6~7日の1泊2日。1日目は福島県庁や双葉町の博物館「東日本大震災・原子力災害伝承館」に。宿泊先は浜通り南部の運動施設「Jヴィレッジ」だ。

 2日目となる7日は、富岡町の博物館や大熊町立の小中一貫の義務教育学校などを巡り、最後は浪江町にある「道の駅なみえ」に赴かれる。その中には「なみえの技・なりわい館」という地場産品販売施設があり、ここで今回、愛子さまたち御三方は、300年以上の歴史を持つ焼き物「大堀相馬焼」についての解説をお聞きになる。

「説明はわずか2~3分ですが、それでも、今からもう緊張しています」

 とは、レクチャーを担当する大堀相馬焼協同組合の半谷秀辰(はんがいひでとき)理事長(72)。

「所作を勉強しただけでは身に付かない天性の温かさ」

 先祖代々、暮らしてきた浪江町の大堀地区が、福島第一原発事故の影響で放射線量が高くなり、帰宅困難区域に。やっと今夏、同地区で工房兼売店を建て直せる可能性が出てきた折に、愛子さまが訪問なさることが決まったという。

「私は失礼ながら、心の中では“愛ちゃん”と呼んでいます。笑い方ひとつとっても、所作を勉強しただけでは身に付かない天性の温かさがある。世界のどこに出しても恥ずかしくないから、愛子さまが天皇になられるのは大賛成。お会いする時には、陛下と雅子さまも含めて御三方に“われわれを守ってください”とお伝えするつもりです」(同)

 被災地の人々からご来訪を心待ちにされている愛子さま。“愛子天皇待望論”が巻き起こるほどの人気ぶりだが、これが実現可能かどうかはまた別の話。

 皇室解説者の山下晋司氏に聞くと、

「皇室典範第1条には、皇位は皇統に属する男系の男子が継承すると規定されています。この規定により愛子内親王殿下は“天皇にならない”という前提で、悠仁親王殿下(19)は“天皇になる”という前提で、それぞれ成長されてきました。お二方とも、その人生を受け入れておられるでしょう。皇室典範改正の議論では、皇族といえども生身の人間だということを忘れないでいただきたい。それを無視すると、皇室と国との信頼関係にひびが入ります」

 それでもなお“愛子さまを天皇に”という声はやまず、熱狂的な人気は高まる一方だ。東北3県を訪問し、被災者の気持ちに寄り添われることで、国民からの支持は一層、揺るぎないものになるだろう。

 前編では、岩手県と宮城県での行程について報じている。

週刊新潮 2026年3月26日号掲載

特集「東北『被災3県』を初訪問 『お顔を拝見するだけで…』愛子さまを今か今かと待つ人々」より

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