麻生太郎副総裁とは犬猿の仲… 焦る「二階氏の後継」の“飲みニケーション”
二階氏の後継
衆議院で結党以来最多の316議席を得た自民党では“派閥”への回帰が活発化している。旧二階派も例外ではなく、今月5日の夜には東京・銀座の和食店に20人超の議員が集まった。
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「かつて派閥を率いた二階俊博元幹事長の姿もありました。名目は“衆院選の祝勝会”でしたが、実際はかねて二階氏の後継と目されてきた武田良太元総務相(57)への禅譲の会。二階氏最側近の林幹雄元幹事長代理が“武田さんに引っ張っていってもらいたい”と提案すると、出席者の多くが賛同。武田氏を代表とする政策研究会が発足しました」
とは政治部デスク。武田氏は2023年11月に表面化した自民党派閥の裏金問題で、自身の資金管理団体に1172万円の記載漏れがあることが判明。党から役職停止1年との処分を受け、24年の衆院選で比例代表との重複立候補を認められず落選を喫した。2月の選挙で返り咲いたばかりだ。
「会合後、武田氏は、記者団に二階氏から“のびのびと頑張れ”と声をかけられたと明かし、“いつもながらの二階イズムですね”とうれし気な様子でしたよ」(同)
犬猿の仲
この日の武田氏は冗舌で、
「記者らに“人数を追い求めるんじゃなくて、やはり志、そして理念。政策を同じくする人たちが一緒に結束することが大事だ”と、熱弁を振るう場面もありました」(前出の政治部デスク)
ただし、とは自民党幹部。
「あんなのは建前に過ぎない。武田は“旧態依然とした派閥論とは決別する”なんて殊勝なことも言ってたけど、念頭にあるのは同じ福岡が地盤ながら“犬猿の仲”の麻生(太郎)副総裁だ。党内で唯一存続している麻生派は、先の衆院選後に11人の新人が加わって総勢60人にまで膨れ上がった。主流派としての勢いは増すばかりで、武田はかなり焦っているようだから」
酒席を重んじる手法
そんな武田氏に領袖は務まるのか。
「二階派の事務総長だった頃、武田は毎晩のように同僚議員や番記者らと飲み歩いていた。そういう酒席をことさら重んじる古い手法が、最近の若手に通用するかはやや疑問。加えて派内には小林鷹之政調会長という次世代の首相候補もいるので、派内の求心力がいつ小林に移るかは分からないよ」(前出の自民党幹部)
派閥の復活については国民からの批判も根強いが、自民党内には66人の新人が切磋琢磨する“育成機関”としての役割を認める声も。
「旧二階派の動きと前後して、岸田文雄元首相と木原誠二元官房副長官らが会合を持ったほか、旧岸田派に属した林芳正総務相も別に会を開いていた。裏金事件の“震源地”の旧安倍派も、2月下旬に西村康稔選対委員長と萩生田光一幹事長代行の呼びかけで約20人が集まったとか。茂木敏充外相も、旧茂木派の衆院議員らと情報交換を重ねています」(前出の政治部デスク)
二階派といえば「GNP」が有名。義理と人情、プレゼントという“イズム”も受け継がれるのか……。




