「仕事・育児・96歳義祖母の介護」トリプルケアのリアル 元タレント・岩佐真悠子、介護福祉士に合格 39歳の挑戦

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分厚いテキスト8冊

 実際に分厚いテキストが8冊くらいだったかな。私は机に向かうと勉強嫌いのトラウマがよみがえるのでスマホのアプリを使いながら、仕事の合間や育児の合間、キッチンで鍋のお湯が沸騰するのを待っている間とか、とにかく隙間時間を使ってちょこちょこと勉強しました。でも、やり始めて気が付いたのは「実は私、勉強が嫌いだった訳じゃなくてデスクワークが無理なんだ」って(笑)。

 今年、4年目にようやく介護福祉士の試験を受けました。実務研修は終わっているので試験は筆記だけで、制限時間よりはるか前に全部回答できたんです。

 今月16日に発表があり、無事合格できました。でも登録までまだ1か月くらいかかるので、みなさんに堂々と働く姿を披露できるのは、もう少し先になりそうです。個人的には私の肩書きが「元タレント」から「介護福祉士」に変わるのがちょっとうれしいですね。

 普段は、共働きの夫と保育園に通う子ども、96歳になる夫のおばあちゃんの4人で住んでいます。すぐ近くには夫の両親も住んでいて、我が家も施設とは違うにぎやかさがあるんです(笑)。

 保育園に通う子どもは、介護の仕事を始めた後に産みました。育児中、少しの間、介護の仕事を離れていました。やっぱり赤ちゃんのおむつを替えている時に、利用者さんのおむつ替えとオーバーラップしちゃうのが気になって。

 96歳の夫のおばあちゃんは、約20年間、認知症を患っています。普通に立って歩けますし、ごはんも食べられますし、トイレにも行けます。でも3秒前のことは覚えていないんです。一度トイレに入ると出てきて手を洗っている間にトイレに行ったことを忘れてしまい、またトイレに入るので誰かが声をかけないとそれを繰り返してしまいます。

 私たち家族の一日は朝6時半から始まります。私は朝ご飯を作って7時前におばあちゃんのモーニングコールをして、7時頃に子どもにご飯を食べさせて、おばあちゃんはご飯が済んだらデイサービスのお迎え待ち。私たちが家を出る時に「ばあちゃん、行ってくんね! 荷物はここにあるからー」って言うんだけど、たぶんすぐ忘れてるかな(笑)。

 私は子どもをチャリンコに乗せて保育園まで送ったら、その足で今働いているデイサービスに向かいます。仕事が夕方5時半に終わると5分で着替えて保育園までチャリンコダッシュで子どもを迎えに行き、スーパーに立ち寄り、夕飯を作っている間に缶ビールを1本だけ空けて、ご飯を食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけをします。

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