「辺野古・転覆事故」 無登録の抗議船に堂々と乗っていた「大物政治家とマスコミたち」

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定員オーバーだった鳩山氏

 乗船者の中でもビッグネームは、鳩山由紀夫・元首相であろう。鳩山氏は政界引退から2年後の2014年7月25日、平和丸に乗船。「こんなにきれいな海を人の力で汚すなんて、とんでもない冒涜だ」とコメントした。そして、自らが米軍普天間飛行場の移設先を「最低でも県外」と述べながらも、首相時代に辺野古に回帰したことについて、「本当に申し訳ない」「大変迷惑をかけた」と何度も謝罪したという。

 もっとも、平和丸の定員は13名だが、鳩山氏が乗った際は、1名オーバーの14名で航行していた。そのため、後に船長は船舶安全法違反の疑いで任意聴取を受けたという。

何十回も乗せてもらった

 マスコミで乗船が確認できるのは、地元紙「沖縄タイムス」だ。同紙の記者は、2014年9月13日に平和丸に乗船。抗議活動の様子を取材し、翌日の紙面で掲載している。乗船の際、海保の職員は、立ち入り禁止区域から300メートル以内に抗議者が入った場合、身柄を拘束し、強制排除すると警告。それに対して同紙の記者は船上で、「300メートルの根拠は?」と質問もしたりしている。

 ちなみに、上記の記事を執筆した記者は、今回の事故後、自身のYouTubeを更新。「私も何10回も乗せてもらったことがある」「会社で船をチャーターすればよいが、沖縄タイムスにはそんなお金がない」「ライフジャケットの着用や定員の遵守など、安全には気を使っていた」などと話している。

 沖縄在住ジャーナリストは言う。

「立法府のメンバーである国会議員が何人も乗っているのに、なぜ誰も船の安全体制について疑いを持たなかったのか。マスコミも、それだけ頻繁に船に乗っているのであれば、なぜ安全性を検証しようとしなかったのか。疑問が残ります。彼らが抗議船に乗り、それが報道されることによって、抗議船が“安全な船”“問題のない船”と世間に印象付けられた恐れもある。己の言動をもう一度見直す必要があると思います」

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デイリー新潮編集部

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