上田晋也はなぜ「アッコにおまかせ!」の後番組に選ばれたのか 「翻訳者型」司会者が今の時代に合う理由
番組の交通整理役
「上田晋也のサンデーQ」のコンセプトは、出演者の疑問を専門家がその場で解消していくことだ。上田は素朴な疑問を拾い上げ、それを徹底的に掘り下げていく。それによって難しいニュースを「自分ごと」として感じてもらうことを目指すのだという。豊富な知識を持っていて、幅広い分野の話題に対応できる上田は、この番組の交通整理役としてふさわしい存在だ。
上田の生放送の情報番組への対応力の高さを示す事例もある。2021年1月24日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS)である。この日、脳梗塞で入院した爆笑問題の田中裕二の代役として、上田がサプライズ出演を果たしたのだ。彼は初めて仕切る番組とは思えないほど、生き生きとした立ちふるまいを見せていた。
得意の「例えツッコミ」を駆使して自分から笑いを取りに行くこともあったが、決してでしゃばりすぎない。生放送の司会を突然任されて、滞りなくのびのびと仕事をこなしていたこと自体が奇跡的だった。そのときのことを考えると、「上田晋也のサンデーQ」でも安定した司会ぶりを見せてくれるのは間違いない。
上田晋也は、和田アキ子のポジションを受け継ぐ存在ではない。強い個性で場を制圧するのではなく、ニュースを視聴者にわかりやすく届ける翻訳者の役割を果たす。彼は今の時代に合った新しいタイプの“お昼の顔”になるだろう。
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