中1男子が「1600万円」を盗んだ昭和の衝撃事件 新潟でスキー、デートクラブ利用、スーツ姿で歌舞伎町サウナの「豪遊ぶり」

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新潟へ3週間近くスキー旅行

 警察の捜査は少年が盗んだ1600万円の使途に重点が置かれた。結果、少年は2月8日から25日まで新潟の苗場プリンスホテルと湯沢国際ホテルに泊まり、スキーをしていたことが分かった。少年は宿帳に本名と、前に住んでいたマンションの番地を記入していた。

 湯沢国際ホテルのマネジャーによると、

「『東京のドラ息子が、受験疲れかなんかで来たんじゃないかね』と皆で話してたんですよ。しかし、13歳には見えなかった。彫りの深い顔で、身長も170センチちょっと。ガッチリしているし、17、8歳には見えましたね。字もしっかりしているし、おびえているような不審な素振りは全然なかったですね」

 ホテル2軒での支払いは合わせて60万円弱。このほか、地元のスポーツ用品店から、ブランドもののスキー板や靴、ストックなどを買い込んだ総額は2、30万円。2月26日の帰京後は高級ホテルに泊まったが、補導された3月7日時点の所持金は15万9000円だった。

 さて、1600万円の金は、どこにどう消えてしまったのか――。

 少年は「300万円はスキー場で紛失」「1000万円は地下鉄・赤坂見附駅のコインロッカーに入れたが、鍵をなくしてしまった」と供述した。が、警察が問題のコインロッカーを調べると中はカラッボだった。

少年に近づいたデートクラブ経営者

 少年がウソをつき、金をどこかに隠していることも考えられる。しかし警察は4月9日、西新宿でデートクラブを経営するAとその妻Bを売春防止法違反で逮捕。歌舞伎町と四谷でデートクラブ2軒を経営するCと、氏名不詳の愛人で通称「ママさん」の2人についても、売防法違反の逮捕状をとった。

 警察は、この4人が1000万円蒸発事件と関係があるとニラんだらしい。では、4人はどのようにして少年と接触したのか。

 2月28日、新潟から戻っていた少年は、宿泊中の新宿プリンスホテルからCの経営するデートクラブに「女性を紹介してほしい」と連絡し、待ち合わせたデートクラブの女性と一夜を過ごした。少年は翌3月1日にも同じデートクラブに連絡する。Cは先の女性から「金持ちの若いカモがいる」と耳打ちされていたのか、愛人の「ママさん」らとホテルに出かけて少年に声をかけ、買い物に同行するなどして接近した。

「その1日の夜はCのデートクラブで女性の都合がつかず、Aのクラブから回してもらった女性を少年のところに送り込んだんです」

 と、さる捜査関係者はいう。その女性は18歳のE。デートクラブの相場は2時間3万円だが、少年はEを20万円で借り切りにした。そして翌2日の朝、少年の部屋にCから電話が入った。

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 1000万円を預けたコインロッカーの鍵がなくなった――。第2回【盗んだ1600万円で豪遊の「中1男子」 接近した「夜の世界の大人たち」と「消えた1000万円」の謎】では、Cたちと合流した少年の行動などを伝える。

デイリー新潮編集部

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