「参院はオレの意向次第」と見せつけ? 「高市さんも頼らざるを得ない」自民党幹部の顔

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 衆議院で定数の3分の2を超える316議席を誇る自民党だが、参議院は連立を組む日本維新の会と合わせても過半数に満たない。その参院で自民党議員を牛耳る、石井準一参院幹事長(68)が存在感を高めている。

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あえて多数派工作に動かず……

 政治部デスクが解説する。

「先月18日の参院における首班指名選挙。高市早苗首相は1回目の投票で過半数の124票に1票足りませんでした。あの時、石井氏はそうなることを黙認し、あえて多数派工作に動かなかったといわれています」

 高市首相は参院での法案や予算成立に野党の協力が欠かせず、その議事運営や党内ににらみを利かす石井氏の存在は大きい。

「1回目投票で白票が1票ありました。投じたのは無所属の尾辻朋実氏。父の尾辻秀久氏は参院議長を務めた元自民党議員で、現役時代は石井氏と同じ旧茂木派に所属していました」

 石井氏は朋実氏とも親しい関係にあるそうで、

「尾辻氏に『高市早苗』と書かせることもできたはず。石井氏がそうしなかったのは、首相に“参院は俺の意向次第”と見せつけるためだったとみられています」

 千葉県出身の石井氏は“政界の暴れん坊”と呼ばれたハマコーこと、浜田幸一衆院議員の元秘書。千葉県議を経て、2007年に参院議員に初当選したたたき上げだ。“参院のドン”として君臨した青木幹雄元官房長官や、吉田博美元参院幹事長がいた参院平成研で頭角を現し、昨秋に参院幹事長に就任した。

 自民党関係者が指摘する。

「ハマコーの長男である浜田靖一元防衛相とは“兄弟”と認め合う間柄。与野党を問わず人脈が豊富で、政権運営に頭を悩ます高市首相も頼らざるを得ない」

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